続いて2位に輝いたのは、仲間由紀恵主演の大ヒット学園ドラマ『ごくせん』シリーズ。森本梢子氏の同名コミック(集英社)の実写版で、極道の跡取り娘である主人公の山口久美子が男子高の教師となり、不良生徒たちと絆を深めていくストーリーだ。
02年4~7月放送の第1シリーズには、生徒役として嵐・松本潤が出演。続く第2シリーズ(05年1月期)は、当時ジュニアだったKAT-TUN・亀梨和也と赤西仁、第3シリーズ(08年4月期)には、Hey!Say!JUMP・高木雄也や当時関西ジュニアとして活動していたWEST.の中間淳太と桐山照史がキャスティングされた。
その後、09年3月にスペシャルドラマが放送されたほか、同年7月にはシリーズ完結編となる劇場版『ごくせん THE MOVIE』も公開されている。
そして3位には、SixTONES・京本大我にとって連続ドラマ単独初主演作となった『束の間の一花』がランクインした。タダノなつ氏の同名コミック(講談社)が原作となっており、余命宣告を受けている哲学講師・萬木昭史(京本)とその生徒・千田原一花(藤原さくら)の儚くも温かい“束の間”の恋を描いたラブストーリーだ。
京本のほか、藤原演じるヒロインの弟役で、ジュニアの佐々木大光(現在はKEY TO LIT、当時は7 MEN 侍に所属)も出演した。
『だが、情熱はある』でお笑いファンからも評価された、高橋海人と森本慎太郎の“モノマネ”ではない表現力
ちなみに、『だが、情熱はある』は、初回世帯平均視聴率4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でスタート後、最終話こそ5.0%を記録したが、それ以外は3~4%台を推移し、全話平均は4.14%でフィニッシュ。前クール(23年1月期)に放送された安藤サクラ主演『ブラッシュアップライフ』の全話平均6.2%に及ばず、5%台を切る結果となった。
いったいなぜTVerで人気が高いのか、ドラマライターの北村有氏は以下のように分析する。