(本記事は、荻野淳也氏の著書『心のざわざわ・イライラを消す がんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス』、文響社、2018年7月2日刊の中から一部を抜粋・編集しています)
【『心のざわざわ・イライラを消す がんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス』シリーズ】
(1)心から自分を癒せる「超シンプルな方法」とは?
(2)アナタは大丈夫?服やモノが増えるのは「心が乱れている」証拠
※以下、書籍より抜粋
写真にとらずに、目で楽しむ
流されそうなとき、「本当に私がやりたいこと?」と心に問いかける。
インスタグラムやツイッターなどSNSを利用している方は多いでしょう。しかし最近は「SNS疲れ」という言葉も出てきています。
無理せずに楽しむには、アップをする行為の裏側にある「自分の中での意図」に気づくことが大切です。
たとえば「周りがアップしているからなんとなく」や「みんなに羨ましがられたい」などと思うこと自体を、否定する必要はありません。でもこれらの気持ちに流されるがままSNSへのアップを続けていると、楽しんでいるはずなのにしんどくなってしまうでしょう。
他人から評価されることと、自分の人生を生きること、どちらが大切か一度考えてみてください。
「なんとなく」という理由で、私たちはやたらとスマホで写真をとってしまいがちです。しかしそればかりに夢中になって、今目の前のシーンをしっかり味わい、楽しめていなければ意味がありません。
レンズ越しよりも、自分の五感で今をしっかりと観察し、そのときの気持ちを味わう方がヘルシーです。
不要な物を買いこまない
心にゆとりがないと、つい買い過ぎる。
必要な物は少しでいい。
- 部屋が散らかっている
- 最近体重計に乗っていない
天気の変化や道端の花などに気づかない これらは、時間と心が整理されていないときに起きがちな、心の乱れのサインです。そういった自分の心のバロメーターは持っているでしょうか。
「部屋の乱れは心の乱れ」というように、余裕がないと部屋が散らかってしまうことは多くの人が感じているでしょう。
掃除の時間がとれないだけでなく、ひとつひとつの買い物に意識が向かないため、なんとなく必要そうな物や安心できそうな物を買いこんでしまうことも原因にあります。
いろんな方を見てきて共通するのは、本や服や趣味のものは、心が乱れているときに増えがちということ。
でもいっぱいいっぱいなときに物を足しても、活かしきれないのは考えればわかることです。「新しい物がほしいな」と思ったときは、今の自分の心の状態に向き合って本当に必要か考えてみてください。