一方、元フジの女子アナの菊間千乃弁護士は18日に放送されたTBSの『情報7daysニュースキャスター』にコメンテーターとして出演。中居の女性トラブルやそれに関してフジの港社長が記者会見を開いた件について、番組で説明した。

「番組の総合司会を務める脚本家の三谷幸喜氏が唐突に“菊間さんはフジテレビの顧問弁護士なの?”と質問されると“そうです。はい”と答えた。三谷氏は“よく、来ましたね”と突っ込みを入れたんです。菊間弁護士はフジの女子アナ時代、未成年にジャニタレに酒を飲ませたという騒動によって、フジを追われるようにして退社した。中居のトラブルについてコメントするには、適切な立場にないんです」(芸能ライター)

菊間弁護士はフジの女子アナだった2005年に同局のスポーツ局社員と出かけた飲み会で旧ジャニーズ事務所所属で当時、未成年だった内博貴さんがホテルに宿泊しているのを呼び出して飲酒したと報じられた。

「菊間さんは“自分が飲ませたのではない”と反論しましたが、このスキャンダルで番組から外され、1年間謹慎したようですが、内は出演中だったフジのドラマ『がんばっていきまっしょい』を途中降板。約1年半の活動停止。在籍していたグループも事実上、脱退扱いになったんです」(前出の芸能ライター)

 その後、菊間さんは猛勉強の末に司法試験に合格。07年にフジを退社して弁護士になり、テレビのワイドショーなどでコメンテーターとしても活躍している。

「中居の女性トラブルを受けて、ガバナンスもコンプライアンスも欠陥だらけだったフジテレビの顧問弁護士ということが広く周知され、菊間さん自身の過去の問題を思い起こさせる結果となった。気の毒な面もありますが、今後、コメンテーターとしてのオファーは激減すると思います」(情報番組関係者)

 中居の女性トラブルは、芸能界やフジテレビに広範な影響を与えている。

(文=本多 圭)