信頼残高が不足した状態とは?
さて、信頼残高が不足しているとは、どのようなことを指すのでしょうか?
それは、日々の行いや物事に対する考え方や行動に問題がある状態を指します。一見、華やかに見えるその振る舞いの裏には、自分のプライド優先で、相手のことはあまり考えず、自分さえよければいいといった 心理 が潜んでいるのです。実は、これには本人の自覚すらない場合も。あなたも要注意かもしれません。
下記のような状態になると、信頼が不足していると考えられます。
「自己主張ばかりする」
- 自分にメリットのあることにのみ反応する
- 自分に都合の悪いことは棚に上げる
「もらうことばかりを考えている」
- 自己顕示欲、承認欲求が強すぎる
- 「もらった」などの自慢をする
「自分しか信じない」
- 自分だけが頑張っているといった意識
- 他人を卑下する、馬鹿にする
- 他人への協力はしない
- 利己主義
「過労気味」
- 常に忙しく、疲れている
- リフレッシュする時間がない
- 常にイライラしている
さて、あなたはいくつ当てはまりましたか?
このような状態が続くと、信頼残高は減る一方。増やすことは非常に困難な状態となります。これらは、筆者である私も若い時に、まさに経験したこと。仕事漬けで、リラックス、リフレッシュすることもない生活習慣。もちろん人に優しくできるほどの余裕など持ち合わせていませんでした。
このように自分自身が不安定な思考が続くと、いずれどこかで軌道修正が必要な時期が訪れます。
取り返しがつかなくなる前に、何らかの対策は打っておきたいものです。さて、このような悪習慣から脱する方法は果たしてあるのでしょうか?
信頼残高を増やす方法とは?
それは、思考の癖、習慣を改善することです。
- 目標を持つこと
- 利他主義になること
- ギブ&ギブを心がけること
- 謙虚になること
- プライドを捨てること
- すべてに感謝すること
- 嫉妬しないこと
これらをすぐに実践するのは、きっと難しいでしょう。頭では理解しても心がついてこない。そんなことだってあるはずです。長年の生活習慣、ましてや考え方の癖を、短期間で変えることなど、すぐにはできません。
けれど、毎日ほんの少しだけでも、自分を変えることに挑戦してみてはいかがでしょう。例えば、過度なプライドは捨てて、自分本位の思考から相手に何かを与えることを考えてみたり。相手を理解しようとすること、気遣いや礼儀を大切にする、約束は守ることなど。考え方を変えることはできるはずです。
ごくわずかなことでも構いません。思考を変える、そして行動を変えて習慣化することです。
まとめ
今回は、コヴィー博士の『7つの習慣』の中から、ほんの一部を紹介しました。この本は「不朽の名著」とも呼ばれている、有名な本です。一生かけて学び、実践すべき素晴らしいことがたくさん書かれていて、気づきを得ることができます。
私たちの人生の羅針盤(コンパス)になりうるくらい、インパクトのある考え方を教えてくれます。
長い人生、人間関係のトラブルは避けて通れないことですよね。であれば、『信頼残高』は多いにこしたことはありません。貯金と同じで、『信頼残高』はすぐには貯まりません。だからこそ、毎日のちょっとした行動の積み重ねが大切なのです。
さて、今のあなたの信頼残高はどれくらいでしょうか?
7つの習慣-成功には原則があった! 単行本 – 1996/12/25
スティーブン・R. コヴィー (著), Stephen R. Covey (原著), ジェームス スキナー (翻訳), 川西 茂 (翻訳)
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