銀行で取引できる投資商品はどんなもの?
銀行では、どのような商品に投資できるのでしょうか。商品の一例とその特徴についてチェックしていきましょう。
投資信託
ファンドとも呼ばれる金融商品のことで、株式投資や債券などを購入する投資と異なり、少額の資金から手軽に始められるのが特徴です。
投資信託に限らず、投資ではリスクを伴うことを知っている人も多いでしょう。損失のリスクが心配で投資に手を出せないという人も多いかもしれません。初心者に限らず、投資においてはこのリスクを抑えるための「分散投資」が基本です。
投資信託では、たくさんの投資家から集めたお金をひとつにまとめ、運用の専門家(プロ)が国内・海外の株式や債権などに投資を行い、その利益(運用成果)を投資金額に応じて投資家に分配する仕組みです。
投資信託は、それ自体が「分散投資」につながるので、投資初心者にもぴったりの商品と言えるでしょう。
一般NISA
NISAとは、2014年にスタートした個人投資家のための税制優遇制度のことです。
一般的に、投資信託や株(株式)などに投資をするときは、これらを売却して得られる利益や配当などに約20%の税金がかかります。それが、このNISA(NISA口座)を利用することで、一定の条件の中で税金がかからなくなるという制度です。
NISAは、銀行や証券会社などで専用の口座を開設して取引します。NISAには3種類あり、そのうち「一般NISA」の主な条件は次の通りです。
非課税対象 | 株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金や譲渡益 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年120万円が上限 |
非課税期間 | 最長5年間 |
(出典:金融庁「NISA特設ウェブサイト」)
つみたてNISA
NISAの中でも、毎月決まった金額を購入する積立タイプが、その名の通り「つみたてNISA」です。
非課税対象 | 一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年40万円が上限 |
非課税期間 | 最長20年間 |
(出典:金融庁「NISA特設ウェブサイト」)
投資対象の商品が限られているものの、それらは長期の積立・分散投資に適したものに限定されているので、むしろ初心者は安心して選べると言えるでしょう。なお、NISA口座とつみたてNISA口座はいずれか1つしか開設できないので注意が必要です。
銀行では、ほかにも「iDeCo」や「外貨預金」などさまざまな金融商品を取り扱っています。
ネット上でじっくりと商品を比較検討したいという人も、店頭窓口で商品について直接質問しながら検討したいという人も、その人の状況にあわせて取り組みやすいのが、銀行で投資・資産運用する大きな魅力と言えるでしょう。
投資初心者は、銀行で資産運用を始めよう!
多くの銀行ホームページでは、投資信託や金融商品の説明が分かりやすく解説されており、読むだけでは分からないという人も窓口に足を運んで直接相談することで理解が深まるでしょう。最終的な商品の購入は投資家が決めるからこそ、しっかりと解説を読んだり説明を受けたり、安心して投資を始めたいですね。
提供・UpU
【こちらの記事も読まれています】
>1万円から始められる投資って?
>リスク許容度がわかる10のチェックリスト
>「おつり投資」「ポイント投資」って?
>楽ちん「投信つみたて」とは?
>投資のはじめの第一歩