ラーメンを食べるとなぜ太る?その理由とは?

①糖質が多い

ラーメンの大半を占める麺は、糖質がとても多い炭水化物です。炭水化物は、糖分として体内に吸収されます。ご飯1杯の糖質が50g前後なのに対し、ラーメン1杯分の糖質は60g前後です。

糖質は血糖値を急激に上昇させ、インスリンを分泌します。このインスリンは、過剰に分泌されてしまうと脂肪となるため、糖質の過剰な摂取は太る理由の1つとされています。

②塩分が多い

ラーメンのスープは非常に塩分が多いです。女性の1日の理想摂取量は8gとされていますが、ラーメン1杯の塩分量は約6~9gです。ラーメン1杯で1日の摂取量の半分以上の塩分を摂取してしまうのです。

塩分を過剰に摂取してしまうと、体内の塩分濃度を保つために、体の水分量が増えます。そうすると、全身がむくんで太って見えたり、代謝が落ちたりして、太りやすい体になります。ラーメンを食べた翌日にむくんで太る理由は、塩分を取りすぎているからなのです。

③栄養が偏っている

ラーメンは麺とスープがメインで、ネギやチャーシューなどのトッピングがのっているのみですよね。1杯で満足する方が多く、野菜などの副菜をわざわざ食べる人は少ないので、栄養バランスが偏りがちです。

野菜には、ビタミンや食物繊維が豊富に含まれており、血液の上昇を抑え、腸内環境を整える役割があります。1食をラーメンだけで済ませてしまうと、ダイエットに重要な野菜を十分に摂取することができず、太りやすくなってしまうのです。

【時間】ダイエット中の太らないラーメンの食べ方

①ランチに食べるのがおすすめ

お昼は交感神経が最も活発になる時間帯なので、ラーメンはお昼に食べましょう。交感神経が活発になると、脂肪が燃焼しやすくなります。又、早寝早起きの規則正しい生活をすることで、交感神経・副交感神経の体内時計が整い、痩せる体作りをすることができます。ダイエットをしている方は特に気を付けてみてくださいね。

②夜に食べるのはNG

ラーメンを飲み会の後の締めとして食べる方がいますが、ダイエット中は夜に食べるのはおすすめしません。交感神経が活発になるお昼に対し、夜は副交感神経が活発になります。副交感神経が活発な時間は、糖質や脂肪の吸収が促進されるので要注意です。

夜食がダイエットの敵と言われる理由はこのためです。カロリーの高いラーメンなどの食べ物は、夜に食べるのは避けた方が痩せる効果が高まります。

③寝る4時間半前までに食べる

どうしても夜に食べたい場合は、寝る4時間半前までに食べるようにすることが痩せるコツとなります。食べ終えた直後に寝てしまうと、エネルギーとして使われる時間が短く、脂肪が付きやすくなってしまいます。ラーメンを夜に食べたくなったら、時間を上手に調整してみてくださいね。

ラーメンを食べた夜は、お風呂に長めに浸かるのも痩せるコツの一つです。湯船にゆっくりと浸かることで、体の代謝が良くなり、脂肪が付きにくくなりますよ。

【トッピング】ダイエット中の太らないラーメンの食べ方

①野菜をたくさん入れる

ラーメンが太る理由の1つの野菜不足を解消するために、野菜をたくさんトッピングしましょう。自宅で作る際は、キャベツやニンジンなどの様々な種類の野菜をラーメンにトッピングして、お好みにアレンジしてみてくださいね。お店で野菜のトッピングが無い場合は、元から野菜の多いタンメンなどを選ぶと良いでしょう。

②チャーシューを食べた方が良い

チャーシューはカロリーが高く、太る理由と思われがちなトッピングですが、実は食べた方が太るリスクを抑えられます。炭水化物の麺は、タンパク質である肉や魚と合わせて食べることで、血糖値の上昇を抑えることができます。

肉からは、血糖値を下げるインクレチンというホルモンが出るので、麺を食べる前に食べるとさらに効果的ですよ。ラーメンの食べる際は、野菜、肉、麺の順番で食べるのが理想的です。

③薬味はネギがベスト

ラーメンに欠かせない薬味として人気のネギは、痩せるために必要な栄養が豊富に含まれています。ネギに含まれるアリインという物質は、チャーシューなどに含まれるビタミンB群と合わさることで、炭水化物である麺を効率的に燃焼することができます。

④トッピングなしはNG

ラーメンを太りにくく食べるコツは、具沢山で食べることです。太る理由となるカロリーをなるべく抑えようと、トッピングは乗せず、具なしで食べた方が良いと思ってしまいがちですよね。トッピングをせずに食べると、確かにカロリーは高くなりますが、栄養バランスが偏り、余分な塩分や脂質を吸収してしまうのです。

【スープ】ダイエット中の太らないラーメンの食べ方

①醤油や塩ベースを選ぶ

ラーメンは、醤油や塩ベースのものを選ぶと、カロリーや塩分を抑えることができ、ヘルシーに食べることができます。味噌やとんこつベースのスープを使ったラーメンは、カロリーや塩分が高いので、ダイエット中は避けた方が良いでしょう。ラーメンは、味噌、とんこつ、醤油、塩の順番にカロリーが高いです。

②飲み干さない

スープを飲み干さずに麺だけを食べると、約半分のカロリーをカットすることができます。前日に食べ過ぎてしまった時や、夜遅くに食べる場合は、スープを飲み干さないだけで、太る心配がだいぶ少なくなりますよ。ついつい飲み干したくなってしまいますが、ぐっと堪えるのが痩せるコツとなります。

③油抜きをチョイス

脂質が気になる方は、油抜きを選択しましょう。外で食べる場合も、スープの好みを変えられるお店が多いので、店員さんに油抜きの旨を伝えてくださいね。油抜きにすると、お尻周りや下腹が太る理由の皮下脂肪が付きにくく、体形が変化を感じにくくなりますよ。