11位:にし茶屋街
金沢の三大茶屋街のひとつ。ひがし茶屋街、主計町茶屋街からは離れた場所にあり、規模は小さいながら、最も多くの芸妓さんがいる茶屋街です。出格子が風情ある茶屋様式の建物が軒を連ね、今なお料亭や芸妓置屋があります。
夜には格子戸の奥から聞こえてくる三味線の音色が心地よく、しっとりとした金沢の夜を演出してくれます。また金沢土産に人気の店舗も軒を連ねるので、お土産さがしに訪れてみては。
12位:尾山神社
加賀藩の藩祖である前田利家公と正室お松の方を祀る神社。ぜひ見ておきたいのが、国の重要文化財にも指定されている”神門”です。和漢洋の三様式が用いられた珍しい門で、第一層には戸室石、そして最上階の三層目には美しいステンドグラスが飾られています。神門は夜になるとライトアップされ、ステンドグラスの部分がより一層美しい光をはなちます。
13位:白米千枚田
日本海に面して小さな田んぼが重なりながらつづく白米千枚田の絶景は、国の名勝として指定されており、また世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」を代表する棚田です。一面あたり約20平方メートルの小さな水田が1004枚。毎年4月末頃から水がひかれ、5月のはじめに田植えをします。
そして夏には青々とした緑の棚田が、秋の収穫期には黄金色の稲穂、冬には雪で一面真っ白な棚田と、四季折々に違った表情で楽しませてくれます。
14位:主計町茶屋街
金沢にある三つの茶屋街のひとつ。最もよく知られている「ひがし茶屋街」にも近く、浅野川沿いにあるのが特徴的で、川沿いの木々と街灯がよりいっそう風情のある景観を作りだしています。
浅野川沿いは料亭が建ち並びますが、裏道のほうへ入れば狭い路地や、”くらがり坂”と呼ばれる趣を感じるエリアに出会えます。この”くらがり坂”は尾張町の旦那衆が人目を避けて主計町に通うために通ったとされる坂。くらがり坂に対し”あかり坂”と呼ばれる坂もあります。
15位:忍者寺
にし茶屋街近くに佇む「妙立寺」。外見は普通のお寺となんら変わりがありませんが、一歩寺院内へ足を踏み入れると、そこはまさに忍者屋敷です。前田家が徳川幕府からの攻撃に備え、さまざまに巧妙な仕掛けがされており、驚きの連続。隠し階段や、落とし穴階段、賽銭箱にみたてた落とし穴などを、係員の案内でグループごとに見てまわります。
16位:のとじま水族館
能登半島近海にすむ魚を中心に、約500種4万点の生きものを飼育しています。見どころのひとつ「ジンベエザメ館 青の世界」は、水量1,600トンの大きな水槽に、ジンメイザメをはじめ、アカシュモクザメ、ヨスジフエダイなどを展示しています。世界最大の魚であるジンベエザメが見られるのは、日本海側ではのとじ水族館だけなんですよ。またトンネル水槽ではイルカやペンギンなどが自由に戯れる姿を見ることができます。イルカやアシカによるショーも人気。
17位:山中温泉
自然豊かな温泉地で、鶴仙渓(かくせんけい)に沿って温泉旅館が立ち並びます。鶴仙渓に架かる総ひのきづくりの”こおろぎ橋”は山中温泉を代表する名勝地で、フジテレビ系の昼ドラ『はるちゃん』の舞台になったことで一躍名前が知られるようになりました。
総ひのきづくりの”こおろぎ橋”に対して、S字型のユニークな紅紫色の橋は”あやとりはし”。ここから眺める鶴仙渓の景色が素晴らしく、山中温泉の新名所として人気を集めています。
また温泉街には、そぞろ歩きが楽しい”ゆげ街道”や共同浴場”菊の湯”、山中節などが楽しめる「山中座」、九谷焼や山中漆器の蒔絵体験など、観光地らしい施設が並びます。「山中座」前では、毎年11月1日~3月31日までの期間限定で「カニ汁大鍋」が販売されますよ。
18位:山代温泉
1300年の歴史を誇る「山代温泉」では、”湯の曲輪(ゆのがわ)”という風情のある町並みが今なお残されています。共同浴場を中心に温泉宿が建ち並び町がつくられていった江戸時代の温泉場、その共同浴場を”総湯”とよび、”総湯”を中心とした周りの町並みを”湯の曲輪(ゆのがわ)”と呼びます。
現在”総湯”と”古総湯”のふたつの公衆浴場があり、平成22年にオープンした明治時代の共同浴場を復元した公衆浴場”古総湯”は、外観や内装だけではなく”湯あみ”という温泉に浸かって楽しむだけの当時の入浴方法も再現しています。
19位:輪島の朝市
飛騨高山朝市、勝浦朝市と並ぶ日本三大朝市のひとつに数えられます。千年以上も前からつづく朝市で、360メートルほどの通りの両側に並ぶお店の数は約200軒。朝8時から正午まで朝市が行われます(第2、4水曜日と正月三が日をのぞく)。新鮮な野菜やお魚、民芸品を売るおばちゃん、おじちゃんとの交流も楽しみのひとつ。お店の方、地元のお客さん、そして観光客と朝からとっても賑やかで活気に溢れる光景が繰り広げられます。
20位:世界一長いベンチ
増穂浦海岸に設置されている、全長460.9メートルのベンチです。約1,350人も座れる木製の長いベンチは、平成元年(1989年)に”世界一長いベンチ”としてギネスに認定されています。ベンチが置かれている付近は「サンセットヒルイン増穂」と呼ばれる夕日の名所で、日本海に沈む夕日を見て欲しいという地元の方々の思いをうけ、この場所にベンチが設置されました。