ユーキャンの「コスメ検定(日本化粧品検定)講座」を受講して、難易度が高い日本化粧品検定1級に挑戦しよう。教材の中身、受講スケジュール、料金などを徹底的にレビューします。

日本化粧品検定とは?

日本化粧品検定とは、化粧品や美容に関して体系的に学ぶことができる、女性に人気の検定試験です。日本化粧品検定は、文科省の後援事業として認可されており、これまでになんと36万人以上が試験を受験しています。コスメ好きの女子や美容業界で働く人達だけでなく、アン ミカさん、「くみっきー」こと舟山 久美子さん、ヘアメイクアップアーティストの山本 浩未さんなど、著名人も日本化粧品検定1級に合格しているんです。

憧れの「コスメコンシェルジュ」になろう!

日本化粧品検定1級に合格することで、手にできる称号があります*。それが、「コスメコンシェルジュ」です。

コスメコンシェルジュとは、あらゆる肌悩みに対して最適な化粧品を提案できる専門家のための資格です。コスメコンシェルジュの活躍の場はどんどん広がっており、多くの女性がその資格を生かして、化粧品会社に転職したり、美容ライターや人気インスタグラマーとして一歩を踏み出したりしています。

*コスメコンシェルジュの資格を得るには、1級合格後に協会に入会し、所定のプログラムを受講する必要があります。

 

SNSには「落ちた」との声多数…合格率は?

憧れのコスメコンシェルジュを目指して、毎年、多くの人が日本化粧品検定にチャレンジしています。でも、SNS上には「試験に落ちた!」という悲痛なコメントが多く投稿されているんです。

では、日本化粧品検定の合格率は、一体どのぐらいなのでしょうか?

★第9回(2017年11月度)合格率
・1級:65.3%
・2級:68.9%
★第10回(2018年5月度)合格率
・1級:65.4%
・2級:62.8%

上記のように、近年、合格率は65%前後で推移しているようです。65%という合格率は、一見高いように感じるかもしれませんが、受講者が10人いたら、そのうち3~4人は確実に落ちてしまうわけです。若い女子がポップな感じで取る資格だと思われがちな日本化粧品検定ですが、誰もが簡単に合格できるものではないんです。

なぜ難易度が高いのか?

日本化粧品検定の難易度が高いのには、いくつか理由が考えられます。

難易度が高い理由①:暗記が大変

試験では、皮膚や毛髪の構造、化粧品の成分、薬機法など、コスメに関わる様々なジャンルの問題が出題されます。合格するためには、「有棘層/顆粒層」「メチルパラベン/プロピルパラベン」といった聞きなれない単語を、その意味や機能と関連付けて暗記する必要があるんです。

 

難易度が高い理由②:出題範囲が広い

級試験問題は、日本化粧品検定の“教科書”である対策テキストの中から、多岐にわたって出題されます。そのため、対策テキストを隅々まで暗記しないと、合格ラインを超えるのは難しいでしょう。1級の試験では、2級の学習範囲からも何問か出題されますので、対策テキスト2冊分の内容を頭に入れておく必要があるんです。

 

難易度が高い理由③:実践練習の機会が少ない

日本化粧品検定の筆記試験は、全て4択のマークシート形式で、合計60問出題されます。ひっかけ問題も多いので、テキストを暗記するだけでなく、本番同様、4択問題を解いて、試験に慣れるのが理想です。しかし、各級の問題集は公式サイトで販売される1冊のみで、過去問も公表されていません。だから、試験に向けた実践練習が不足しがち。「テキストを見て覚えたつもりでいたけど、いざ4択で出題されると解けない!」という人が多いようです。