私はだいたい眉毛の色に近いブラウンのペンシルで眉を描き足してから、パウダーとか眉マスカラで柔らかいニュアンスカラーを使うかな。眉マスカラの中には光ってしまうものもあるので、マットなものを選ぶのがおすすめです。
――眉マスカラはティッシュオフしてから塗るんですね?
山下:そう、ダマにならないように眉マスカラもまつ毛のマスカラも、さっとティッシュで拭って量を調整してから塗ります。その方がきれいに塗れるから、やってみてください。
はい、これで眉毛は完成です。
――眉をパウダーで描くと上手く色が乗らない部分があって気になっていたんだけど、ペンシルを使ったらそれが解消されました。眉を長く描きすぎていたし、眉マスカラは付け過ぎていたみたいです。自分で描いた眉毛と違ってすごく自然!
眉毛って長年同じやり方で描いてきて、自分で修正するのは難しいから、こうやって教えてもらうのはすごくいいですね。
◆山下さんが個人向けメイクレッスンをする理由
――ところで、山下さんは撮影の仕事だけでも忙しいはずなのに、なぜ個人向けのレッスンを始めたんですか?
山下:実は20代の頃からヘアメイクを教えていたんです。20代前半は事務所に所属していたから、撮影の仕事の他に、ヘアメイク専門学校の講師の仕事もあって。
――そんなに前から教えていたとは、知らなかった!
山下:フリーになってからも、知り合いに頼まれて少人数制のスクールで講師を担当していました。それが30代前半で終了して、せっかく10年くらい教える仕事をしてきたのに、何にも生かさないのはもったいないと感じたんです。それからカルチャースクールで講座を持ったりした後、2023年にパーソナルレッスンのm.moodをオープンしました。
――メイクレッスンの長い積み重ねがあったんですね。