みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。昨今、人気が加速し続ける韓国カルチャー。日本でのブームは今に始まったことではありません。しかし、それを踏まえてもここ3~4年ほどで起こっている韓国カルチャー・韓国ファッションの白熱ぶりは軽視できないものに。影響は20代の若者にとどまらず、今や40代以上の大人世代からの支持も高まっています。

大人の韓国コーデ、NG例とOK例
そこで今回は、40代の大人世代が今、韓国コーデにハマる理由について解説。やりすぎてイタくならないための注意点と、洗練見えする“ちょうどいい取り入れ方”についてもご紹介します。

◆第1次から第4次韓流ブームをざっくりおさらい

日本では現在、2020年からの第4次韓流ブームが続いています。第1次ブームは2000年代初頭、「親がヨン様にハマった」という人が続出したドラマ『冬のソナタ』が火付け役でした。2010年頃からの第2次はアラサー・アラフォー世代の記憶に新しい、KARAや少女時代のアイドルブーム。2010年代後半の第3次ではBTSやTWICEをはじめとしたアイドルが活躍し、SNSの発展により韓国メイクも流行。そして新型コロナの巣ごもり需要で起こった第4次では、『愛の不時着』や『梨泰院クラス』などの韓流ドラマの配信がヒット、音楽業界ではIVE(アイヴ)、LE SSERAFIM(ルセラフィム)、SEVENTEENなどの若手アイドルグループが支えています。

グローバル化したK-POPアイドル
2000年代に入ってからの約20年で4回に渡って波が来ているのですが、第2次まではほぼアジア圏でのブームに留まっていました。しかし、第3次韓流ブームで一世を風靡(ふうび)したBTSが2018年に米ビルボードのアルバムチャートで1位を獲得し、その後もK-POPアイドルグループ達が連続でランクインするなど世界的な注目度がここ10年では高まっています。

するとその影響力に伴って、世界で名だたるハイブランドのアンバサダーにK-POPアイドルが続々と就任。CHANELはBLACKPINKのジェニーを、MIU MIUはTWICEのモモを起用しています。