「カラマツの枝で動き回るシマエナガをよく目にします。冬には10羽前後の群れで行動することが多いですから、暖をとるためにお団子のようになっている姿を目撃できるかも」とやなぎさわさん。雪まつりからちょっと足を伸ばしてシマエナガ探しに出向くのもいいかもしれません。

(2)旭山記念公園(札幌市)

地下鉄東西線「円山公園駅」からバスに乗ること約15分で行けるスポットが「旭山記念公園」です。公園内施設「森の家」(金・土・日・祝のみ)周辺で見られることが多いそう。

「この『森の家』ではシマエナガのグッズも販売されています。この季節、公園を散策するのには寒すぎるときもありますから、ここで暖を取りつつシマエナガを探してみましょう。また、毎月2回開催している『旭山野鳥観察会』に参加してみるのもいいと思います」

(3)真駒内公園(札幌市)

地下鉄南北線真駒内駅より徒歩25分。土日は多くの野鳥愛好家のカメラマンが集まるスポット。

「カメラマンが集まっている場所を探すと、大体シマエナガの群れがいることが多いです。鳴き声をたよりに自分で探してみるのも面白いでしょう。シマエナガ以外にもクマゲラやエゾシカ、キタキツネ、エゾモモンガなどいろんな動物たちに会えるかも」

◆やなぎさわさんが伝える「シマエナガ」の魅力!

「シマエナガとの出会いは、2016年くらいでした。以来、冬になるとほぼ毎日シマエナガを撮影しています」

 やなぎさわさんが運営するX(旧Twitter)の「ぼく、シマエナガ」(@daily_simaenaga)は約74万人にのぼるフォロワーを持つ大人気アカウント。

 そこには、自らが撮影した写真・動画を9年近く投稿してきました。そこまでやなぎさわさんを惹きつけたシマエナガの魅力とはなんだったのでしょうか。

「シマエナガは、なんといっても、かわいい。まずそれに尽きます。SNSにも、『癒やされる』といった声が多く届きますが、よくわかります。