【親の離婚の子供への影響②】社会の偏見を感じた
両親の離婚が子供に与えた影響の2つ目は、社会の偏見を感じたというものです。
両親の離婚は自分の意志ではないにもかかわらず、世間がその子供を見る目というのは、子供の意思に関わらず、どうしても両親が離婚してしまった可哀想な子供、というものになります。
世間はその子供に対して同情の思いから可哀想だという目で見るのですが、世間から可哀想だと思われることほど、子供にとっては屈辱的な思いをすることはありません。
また、学校で何か悪さや失敗をしてしまった時に、両親が揃っている子供には普通に叱ってくれるのに、同じような事をしても、両親が離婚している子供には、「片親だから…」「両親離婚してると…」というレッテル張りがされてしまいます。
自分の努力でどうにかなることを色々と言われることは、子供でも構わないと思うのですが、自分の意思ではどうすることもできない両親の離婚ということについて、自分が社会から偏見を受けるのは耐えられなかったという子供もいます。
両親の離婚が避けられないことであるのならば、親はしっかりと社会の偏見の盾になって子供を守る覚悟を決めることが大切です。
【親の離婚の子供への影響③】成績低下
両親の離婚が子供に与えた影響の3つ目は、学校の成績が低下するというものです。
子供が学校に行っている年齢で両親が離婚すると、両親の離婚の精神的ショックによって、どうしても勉強が手につかなくなる時期が出来てしまいます。
その後にしっかりとフォローをして、学校の勉強に追いつくことができれば問題はないのですが、しっかりとフォローされなくて、学校の勉強について行くことができなくなってしまった場合には、高校受験や大学受験、就職活動にまで影響を及ぼすこともあります。
また両親が離婚して、片親となったことで、引き取った親の時間的な余裕がなくなってしまい、家で子供の宿題を見てあげられなくなってしまったことで、成績が低下してしまうことがあります。
学校の成績は高校受験や大学受験に大きな影響を与えるもので、その結果によっては将来の職業選択の幅が大きく変わってきますよね。
離婚する場合には、その辺もしっかりと考えて、離婚後も子供のフォローができる様な体制を2人で作ることを考えましょう。
【親の離婚の子供への影響④】喫煙率アップ
両親の離婚が子供に与えた影響の4つ目は、子供の喫煙率がアップするというものです。
両親の離婚によって、 自分を守ってくれるべき大人から見捨てられてしまったという感情を抱いてしまった子供は、反抗的になって非行に走りやすい傾向があります。
そのために、両親が揃っている家の子供と比べると、離婚している家庭の子供の方が喫煙率が高くなってしまうことがわかっています。
非行に走ってしまうと、成人後も子供の将来に大きな影を落としてしまうことにもなります。
離婚をして別々に暮らすことになったとしても、父親も母親も子供のことを見捨てるわけではなくて最大限のサポートをしていくということをしっかりと伝えることが、子供の非行を防ぎ、立派な成人になってもらうためには大切なことです。
【親の離婚の子供への影響⑤】ホッとした
両親の離婚が子供に与えた影響の5つ目は、両親が離婚したことによってホッとしたというものです。
毎日の様に両親の喧嘩を見ていたり、父親が母親に暴力を振るうの目の当たりにしてきた子供に、こういった感情が多いようです。
両親の不仲を毎日の様に目の前で見せられると、子供は両親の離婚を願うようになるものです。
両親が揃っていても不仲を見せ続けることの子供の心理面への影響と、離婚することで夫婦喧嘩を見せなくて済むようになることのメリット、どちらが本当に子供の為になるのかしっかりと天秤にかけて考えましょう。