年間110万円以下の現金を受け取った場合、贈与税はかかりません。例えば、100万円を贈与されても、その金額は非課税範囲内となり、税金は発生しません。
 
しかし、110万円を超える贈与があった場合、その超過分には贈与税が課税されるため、注意が必要です。
 

高額当選金の分布とその割合

では「宝くじ長者」たちは、どれぐらいの当選金を得てどのように使っているのでしょうか。宝くじ公式サイトの調査に基づく当選金額の内訳は表1の通りです。
 
表1

当せん金額 割合
1000万円以上~3000万円未満 63.7%
3000万円以上~5000万円未満 13.7%
5000万円以上~1億円未満 4.9%
1億円以上 17.8%

出典:宝くじ公式サイト「宝くじ当せん者レポート」より筆者作成
 
当選金額が増えるほど、その割合は減少傾向になっていますが、1億円以上の当選金を得ている人は意外と多いことが分かります。
 

高額当選者の使い道

宝くじ公式サイトが調査した当選金の使い道によると、1000万円以上の高額当選金を得た方々の使い道で最も多かったのは「貯蓄」で38.7%です。
 
次いで「旅行」が20.4%、「借入金の返済」および「家族サービス・親孝行」がそれぞれ13.2%でした。また、「土地・住宅の改築や購入」に12.3%、「車の購入」に11.8%が充てていることから、大きな買い物に使う方も一定数いることが分かりました。
 
中には、孫へのお年玉など、家族に現金を渡して「家族サービス・親孝行」として使った方もいるでしょう。しかし、具体的な数値として「家族に現金を渡したい」と明言した人々の割合は、上記の調査結果には含まれていません。
 

20代後半男女の場合:宝くじ1億円当選後の使い道