仕事と生活のバランスが取れないと、休みの日も気持ちが休まりません。そのような状態では、仕事のモチベーションも下がり、生産性が低下する可能性もあります。仕事とプライベートの切り替えやバランスをうまく取ることで、結果的に仕事へのモチベーションも向上するでしょう。
自己実現につながる
プライベートの時間で、趣味やこれまでに挑戦できていなかったことに取り組めるようになれば、自己実現の可能性が広がります。仕事以外の場でも多くの経験を積むことで、人生の充実度も向上するでしょう。
多くの人が休みの日を「メンタルケア」にあてている?
ワークライフバランスの実現には、「メンタルケア」が欠かせません。メンタルケアの方法は人それぞれですが、仕事とプライベートの切り替えがポイントとなります。オンオフを切り替えて、メンタルケアをすることによって、仕事のモチベーションや人生の充実度が向上するでしょう。
株式会社ライボの調査機関Job総研は、796人の社会人男女を対象に「2023年 ワークライフ実態調査」を実施しました。この調査によると、仕事とプライベートでは「プライベート」を重視したいと多くの人が考えているものの、実際には「仕事」重視の生活になっていると回答しています。
プライベート時間に重視することが何かという質問では、「メンタル面のケア」と回答した人が約30%、「どちらかといえばメンタル面のケア」と回答した人が約37%でした。この結果から、半数以上の人が、休日にメンタル面のケアを行っていることが分かります。
メンタルに支障をきたすと通院や休職も
もし、ワークライフバランスの実現が困難な状況が続き、心身に影響をきたすことがあれば、通院して治療したり休職が必要になったりすることもあるでしょう。
メンタルに支障をきたした場合は、一般的に心療内科に通院します。心療内科の受診費用は、診察内容などによって異なりますが、保険適用で通院できる場合、初診では2500〜6000円程度、再診の場合は1000〜2000円程度の費用が必要とされています。
ただし、場合によっては、自費で別途検査の実施が必要になることもあるでしょう。さらに休職が必要な場合には、証明書や診断書を作成してもらう必要があります。病院によって書類発行手数料は異なりますが、一般的に書類作成には、都度2000〜1万円程度必要とされています。