【世の離婚したい夫の理由④】DVに耐えられない
一昔前までは夫側の専売特許のように言われていたDVですが、今や妻のDV、特に言葉や態度によるモラハラで夫が心理的に追い詰められて、深刻なウツ病を発症した、などというニュースや記事に接することも稀ではなくなりました。
夫婦であれば、時に感情的な言葉の応酬になることもあるのは事実ですが、一方的に責め立てられたり、時に身体的な傷を負うような事態にまで発展するようであれば完全にアウト。
モラハラがひどすぎて、夫である自分が正しいのか妻が正しいのかの判断すらもはや自分ではつけられない、といったように心理的に追い込まれていたりする場合には、ボイスレコーダーなどで傍証をきちんと残してから第三者に相談してみる、あるいはきちんと精神科や心療科などを受診してみることも大切です。
【世の離婚したい夫の理由⑤】妻との金銭感覚のズレ
定年まで「耐えがたきを耐え、しのびがたきをしのび」勤め上げたのに、家計の一切を任せていた妻は渡した給料を丸々使い果たして、老後の資金作りも何もせず、退職金の半分を請求して離婚を申し立てた、などという全く笑えない実話はともかくとしても、家計を妻あるいは夫どちらが握っているにしても、その金銭感覚のズレが大きい場合にも、夫婦関係に亀裂が入る原因となりえます。
特に、本来であればうれしい出来事である「出産や育児」に伴う夫婦共働き体制の変化によって、それまでの家計のキャッシュフローが変わった時などにこうした金銭感覚のズレが露呈することはよくあること。また、「金銭感覚のズレ」はよほどの浪費や借金といったような誰の目から見てもおかしい、という場合以外にはどらちかが「絶対正」でどちらかが「絶対悪」という結論が出しにくく長くもめる原因になることも、「離婚したい」きっかけになりやすい理由の1つです。
金銭感覚のズレはほうっておいても時間が解決してくれる、という類のものではまったくなく、むしろ悪化する原因となるので、気付いたときにはきちんと夫婦として話し合う場を作るのが最良の方法。
ただし、どちらにも折り合う気持ちもなければ、反省する気持ちも態度も見受けられない、というのであれば残念ながら「離婚」回避が難しい問題となります。
その際には「離婚したい」夫とすれば、妻との「金銭感覚のズレ」が原因でいかに自分が追い詰められ、その結果離婚を決意するに至ったかをきちんと周囲に説明できるだけの裏付けの準備が必要。ある意味不貞行為を原因にしての離婚よりも長引く覚悟が必要です。
「離婚に向けて踏み出そう!」とした時にNGな11の行動とは
会社や親戚、友達などの世間体、離婚に伴う金銭問題、心理的身体的な負担などさまざまな離婚に伴うリスクを考え合わせて見ても「離婚したい」と思うのであれば、後は何とか離婚に向けてソフトランディングできるようにできるだけの努力や根回しをしていかなくてはいけません。
そこで「離婚したい夫」が「離婚したくない」妻に、「ん?もしかしてウチの夫、離婚したいと思っているのでは?」と疑われる原因のうち主だった11原因をラインアップ。思い当たる節があれば、気をつけて。
【妻バレする離婚したい夫の行動パターン①】妙に優しくする
「離婚」に限らず何か心理的にやましいところがある、いわゆるスネに傷の立場の人間は、周囲に対してのそのやましさを誤魔化すために、妙に優しくなったり、気を使ったりしがちなもの。
普段から妻には優しく振舞うタイプの夫ならいざ知らず、急にそうした態度に出られれば、どんなに鈍い妻でもピン!と来るものです。慣れない行動は目につきやすい、と心得て、努めて「普段どおりに」振舞うことが大切です。