たんぱく質は、ルーロー麺のようにトッピングのお肉などから摂取できるメニューもありますが、ほかのメニューの場合はたんぱく質量がやや少なめですので、ホットミルクなどを足して補うのがおすすめです。野菜も量としては少ないので、その分は前後のお食事でカバーしてみてください。

――健康的に楽しむポイントはありますか?

猪坂 麺類の場合はスープの分、塩分が多くなりやすいので、全部飲み干さないようにすると塩分の過剰摂取を防止できます。2〜3口を、しっかり味わって楽しむようにしてみてください。

 また、栄養素的には糖質とある程度のたんぱく質が摂取可能ですが、特に野菜が不足しますので、前後のお食事ではサラダや具だくさんの野菜スープなどで野菜類を摂取しておくと、栄養の偏りを防止できますよ。

 食事から摂取した糖質は血中へ移行し、余剰分が脂肪として蓄積されますが、そのタイミングで体を動かしていると、筋肉が糖を使ってくれるので、太りにくくなります。そのため、食後は30〜45分後くらいからお散歩などを始めるのもよいでしょう。

【ミスド飲茶】台湾風ルーロー麺
いちばんたんぱく質の量が多い

――「台湾風ルーロー麺」について、栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂 たまり醤油と濃口醤油のスープで煮込まれた豚挽き肉がトッピングされているため、今回のラインナップの中では最もたんぱく質の含有量が多いメニューです(1食当たり19.4g)。

 塩分は4.9g含まれますが、女性の1日の塩分摂取目標量は6.5gですので、スープを全て飲み干すと、1日の目標量の75%をこのメニューだけで摂取することになってしまいます。そのため、麺や具を中心に食べ、スープは残すようにするのがおすすめです。

【ミスド飲茶】台湾風豆乳野菜麺
ダイエット中の人におすすめ

――「台湾風豆乳野菜麺」について、栄養素的な特徴を教えてください。

猪坂 エビ・キャベツ・もやし・ザーサイなどの入った豆乳スープが味わえるメニューですね。えびや豆乳からたんぱく質を、キャベツやもやし、ザーサイなどから野菜の栄養を摂ることができます。お肉が使用されていない分、お肉に多い飽和脂肪酸の摂取量を抑えられる点が良いですね。