堀江 私もそう思います。本当は致命的なエラーが出ているのに、そんな問題は実は大したことがないと、せっかく芽生えた本能的な危機感を無視してしまっている感もありますね。でも、そこには皇室にありがちな結婚の難しさが影響しているのだとも感じました。この機会を逃すと、次はないぞ……という。

秋篠宮さまは、一日も早く嫁がせてやりたかった?

――たしか、以前から宮さまは「大学時代に相手を見つけておかないと(その後、相手を見つけるのは難しい)」と、江森さんに向かって語ったことがありましたよね?

堀江 はい。しかし、そのコメントを掲載した江森さんの著書『秋篠宮さま』(毎日新聞社)が発行された1998年の時点では、「今は女性の結婚年齢もまちまちですから」というふうにお考えを変化させておられたようです。また、「結婚よりも自分の興味なり仕事というものを優先させたほうがむしろ良いのでは」とも言っておられました。

 ところが2018年、当時25歳の眞子さまに小室さんというお相手ができたと知ると、「結婚が少し早いのではないかと」と問いかけた江森さんに対し、宮さまは「早くはない年齢です」と即答しているのです。

――ここはどう読めばいいのでしょうか?

堀江 眞子さまが早くに結婚したいという希望を持たれていることを、秋篠宮さまはご存じだったのだと思います。それならば、結婚できそうな状況があるなら、一日も眞子さまを早く嫁がせてやりたかったのでしょう。逆にいえば、それほど皇女にとって、結婚とは難題であるという認識をお持ちだったのだということでもあります。

 本書の後半部分、「小室眞子の結婚を考える」という章では、具体的な日付はふせられているものの、「まだ結婚への道筋に暗雲が立ち込めていたある日のこと」として、「なぜ眞子さまはここまで、この結婚にこだわるのでしょうか」と江森さんは宮さまに率直に問うたときの反応が書かれています。

小室さんへの不満より「結婚すること」を重視した?