「延期の理由」として、宮さまから明かされた情報もあきらかに不自然でした。NHKが婚約内定をスクープして、本来の結婚のための準備が滞ってしまったし、2019年には天皇陛下(=現・上皇様)の退位関連で忙しくなる。だから、最短日程の20年ということにしたというのです。
――小室さんは関係なしですか?
堀江 そうなんです。延期は小室家の問題ではない、と言い切った秋篠宮さまの反応に、江森さんも異様さを感じたようです。しかし、「この場は議論をする場所ではない」といって、例によって頭を切り替えざるを得なかったそうです。皇族として、小室さんは娘の大事な(実質)婚約者ではあるし、一国民を攻撃するようなことは言いたくなかったのかもしれませんが……。
小室批判は気にもしていない素振りで、完全無視
堀江 しかもこの時、紀子さまが突然、ノックしてから部屋に入ってきたそうなのです。本で見る限り、ほかの日の取材でこういうことは一度もありません。部屋に来た紀子さまは「ニコニコしていた」のだとか。秋篠宮さまは「座って話す?」などといったものの、「彼女は遠慮した」。
――この状況での笑顔というのは、何かが怪しいですよね……。
堀江 そう。作為的です。小室さんやその母親の身辺問題という世間からの批判の声には触れようともしないし、批判は気にもしていない素振りをして、完全に問題を無視している感じがします。
マスコミの心ない報道で秋篠宮家の方々が傷ついてきたのは事実ですから、「今回も外野が騒いでいるだけ」と思い込むことで、なんとか平常心を保とうとしていたのかもしれません。一方、江森さんは「先のことは、誰にも分かりませんからね」とつぶやいたという宮さまの言葉を紹介して、そっちが本音では、などと推測していますが……。
――本音発言は別にして、そうした問題に触れない姿勢を見ると秋篠宮さまは、お二人を結婚させようとしていたように思えますね。