老後の年金を増やす方法として、40代からでも働く方法があります。厚生年金に45歳から加入する場合、今回の条件では年間の収入が約350万3016円、月収が29万1918円ほどあれば、老齢基礎年金と合わせて月10万円の年金を受け取れる計算です。しかし、パート勤務だけで考えると、難しいといえるでしょう。
そこで、パート勤務だけでなく年金の繰下げ受給を活用すると、受け取れる年金額を増やせます。ただし、繰り下げた月数に応じて受給額の割合が増えていくものの、その間は年金が受け取れないので、いつまで繰り下げるかはよく考えて決めましょう。
年金以外に、老後の資金作りをしておくことも大切です。
出典
日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について
日本年金機構 年金用語集 は行 報酬比例部分
日本年金機構 年金の繰下げ受給
総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支 <参考4> 65歳以上の無職世帯の家計収支(二人以上の世帯・単身世帯) 図1 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の家計収支 -2023年-(18ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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