上記の1・2に該当する方は、給与所得者であっても確定申告が必要なので気をつけましょう。
 

確定申告と年末調整の関係性

名称は異なるものの、確定申告と年末調整はどちらも所得税額を申告し、納付するまでの手続きです。ただし、確定申告は1年間に生じた所得に対し所得税などの額を確定するため納税者自らが行う手続き、年末調整は源泉徴収した所得税の過不足を精算するため企業や組織が行う手続きという違いがあります。
 
また、給与所得者であっても、給与や副収入が一定額を超える場合や、転職のタイミングによって年末調整の時期に会社や組織に属していなかった場合、「医療費控除」や「寄附金控除」を受けたい場合などは確定申告が必要なケースもあるため、注意が必要です。
 

まとめ

今回は確定申告と年末調整の違いを解説しました。どちらもその年の所得税を確定し、納付または還付を受ける手続きですが、実施するタイミングや対象者が異なります。ご自身の状況に合わせて年末調整が必要なのか、確定申告が必要なのか判断するようにしましょう。
 

出典

国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)No.2020 確定申告
国税庁 給与所得者(従業員)の方へ(令和6年分)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【関連記事】

  • 宝くじで100万円当選した主婦。扶養はどうなる? 確定申告はするべき?
  • 満期保険金を受け取ったら確定申告は必要? ペナルティーを受けないために知っておきたいこと
  • 確定申告に向けて 絶対失敗しないために今から始めたい準備とは?