防衛費をもっと上げろだと? ふざけるんじゃないよ。トランプに会ったら石破はこういうべきだ。

「日本は防衛よりも中国との関係を修復して脅威を減らして、平和共存でいきます。よって防衛費は2%を超えることはない」

 今年こそアメリカの植民地から抜け出したいものであるが、無理だろうな。

 ところで、石破茂首相が「霊能者」に心酔していると文春が報じている。

 たしかに、歴代の首相の中にも占いに頼り、その者のいうがままに政策を実行したなどという話が無かったわけではない。

 少数野党になって、周囲にも自分の味方が少ない石破にとって、神に縋りたいという気持ちはわからないではない。

 はて、どんな霊能者なのかと読み進めると、それは角川春樹(83)だというのである。彼は角川書店の元社長であり、今は春樹事務所をやっていて、編集者としても本読みとしても優れた人物である。

 たしかに角川は昔から霊能に関心があり、自分もそうした能力があると公言している人物ではある。だが、彼は、弟の歴彦よりも出版人としての能力があるといわれてもいる。

 本好きの石破茂首相が付き合う相手として何ら不思議ではない。

 石破も文春の取材に対して、こう話している。

――(角川の=筆者注)霊能力に心酔?

「心酔って、まあ、でもね、私らの世代ってね、『犬神家の一族』とかさ『戦国自衛隊』とか。もう『犬神家の一族』なんて百回は見たね。高一の時に(角川書店のベストセラーでもある)『ある愛の詩』なんていう小説を読み、映画を感動して観たなぞという世代なので。特別な思い入れが彼に対してはあるのですね」

 そしてこうも話している。

「角川さんの話はそういうこと。だって、我々にとっては伝説上の人物だからね。その人に会って、話を聞けるだけでも感動ものですよ」

 石破茂首相にとって角川春樹は、私にとっての長嶋茂雄なんだな。

 新潮がNHKのスーパーエリートが女性問題で懲戒処分を受けたと報じている。