◆毎晩肉を食べ、性的にアグレッシブだった体力がすごい
「鎧(よろい)を脱いだらどこまでも魅力的なお嬢様なのです」と、母袋晃平は小説の中で評しています。寂聴先生は女性としてもずっと現役で……その点もリスペクトを抱いたのですが、性的なアグレッシブさにも驚きました。
セックスレス率が高い日本で、シニア世代は性行為から遠ざかるものだと勝手に思っていましたが、肉をたくさん食べていらっしゃるからか先生の体力はすごいです。
「草食ってるよりツヤツヤしてましたね。毎晩肉を食べるので、晃平はこっそり吐いてたって言ってましたね」
何度か食事をして、ついに2人が深い関係になるシーンの出だしもインパクトありました。
--母袋が風呂から上がると灯りを消させ、彼女はアッパッパを脱いだ。「こっちへいらっしゃい」
アッパッパ、ゆるめのワンピースみたいなイメージでしょうか。
「尼僧っていうと袈裟や着物かと思ったら、アッパッパとかエルサイズのジャージが好きだったようです。ブラが座椅子の背もたれにかけてあると、『今夜もいたそう』というサインでした」
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