ひとりの社員を「いじられキャラ」ターゲットにする
お笑い芸人の中には、「いじられキャラ」=愛されキャラとし、いじられればいじられるほど面白くておいしい立場の人もいます。だからでしょうか、部下を「いじられキャラ」設定して、ことあるごとにいじるタイプの管理者もいるようです。
「●●君、もう今月の目標達成したの?仕事早いねぇ。え?達成してないのに定時で帰るの?」
「あーあ、●●君、またやっちゃったー」
「●●君の質問、斬新。いつも俺、新入社員に指導しているみたいな気持ちになるよ」
お愛想でその場、笑う社員もいるかもしれませんが、笑われた本人は深く傷ついている可能性大です。同僚や部下に対しては「いじっている」つもりでも、そういった扱いに慣れていない人やそういった扱いを好ましく思っていない人もいることに気付くべきでしょう。
親睦会にも注意が必要
部下との距離を縮めるために、飲みに誘う上司もいると思いますが、頻度や相手の事情を考慮していますか?自分は仲良くなるためにしているつもりが、部下は嫌がっているかもしれません。
お酒の一気飲みを強要する上司もいまだに見かけますが、これはアルコールハラスメントに該当します。自分と同じ様に飲める部下だけではないことを自覚すべきでしょう。
「俺の仕事ぶりから盗んで学べ」は古い
教育すべき基礎的な業務知識を与えずに「OJTだ」とばかりに現場に放り込んで放置するタイプの管理者です。こういった管理者はたいてい、自分も新人の時に体系的な教育をしてもらっておらず、自ら現場で学び取ってきたという自負があるようです。
しかし、業務上必要な知識や情報があるのに与えないことは、部下のミスを誘発する原因になります。「必要な情報は自分から取りに来い」という態度は、管理者としての監督義務を放棄していると言わざるを得ません。
プライベートに立ち入る言葉
「うちは草食男子ばっかで、クリスマスに彼女と過ごす社員はいないみたい」
「早くみんなに幸せになってもらいたいんだけどね。自分の子どもはかわいいよ」
「彼氏、まだプロポーズしてこないの?進展聞かせてよ」
軽い気持ちで言っているかもしれませんが、これらの発言もアウト。本当に信頼関係が出来ている上司部下なら、部下のほうからちゃんと相談してきますって。
パワハラ加害者にならないために
いかがでしょうか。無縁だと思っていたパワハラ、いつの間にか自分も加害者になっていませんか?
【「指導」はミスの再発防止や教育など業務上の目的があり、相手の成長を促すもの】です。
パワハラの加害者にならないように、相手に配慮した「指導」を心掛けていきましょう。
それでは、またお会いしましょう!
キャリアアドバイザーA
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