▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
40代で年収1000~1200万円の貯金残高平均値は2100万円
総務省の家計調査報告(2023年)によれば、年収1000~1250万円の40代2人以上世帯の貯蓄額は、平均値が2169万円となっています。
年収1000~1200万円の40代世帯であっても、生活コストやローンの負担が大きい場合、貯金が難しいことは珍しくありません。
とはいえ、貯金ゼロというのは少数派で、改善する必要があるいえるでしょう。
貯金がないことは、なぜまずいか?
では、なぜ貯蓄がないことがまずいのか? に、立ち返って考えましょう。
1. 緊急時(失業や病気など)の対応が困難
2. 子どもの進学費用に対応できない可能性
3. 老後資金の不足
があげられると思います。
共通していることは、いざという事態が起こってからではどうすることもできないということです。貯蓄は少しずつしか増えていかないけれど、心掛けしだいで確実に増やしていけるものです。
以下、解決に向けた4つのステップを紹介します。
1:現状の支出の棚卸し
まず、家計の支出をすべて明確に把握することです。
1.固定費の確認
住宅ローン:ローン返済は月額いくらなのか? 金利や返済期間は適切か? 最近は金融機関で、気軽にシミュレーションできるツールを用意していますので、自宅でライフプランを組み込みながら何度も見返しましょう。
カーローン:マイカーの優先順位はどうなっていますか? 買い替えが不要であれば返済優先を検討しましょう。