パソコンが欲しいなと思っていたところ、折り込み広告で「譲渡会」が開かれるのを見つけました。こういった所であれば安く手に入るのでしょうか?
ノートパソコンが欲しいけれど、購入価格の高さが気になる人も多いでしょう。メーカーやスペックにもよりますが、10~30万円以上することも珍しくありません。   そこで「折り込み広告で見かける譲渡会を利用すればパソコンが安く手に入るのではないか」と考える人もいるのではないでしょうか。とはいえ、譲渡会で手に入るパソコンに動作不良があるなど、トラブルは避けたいところです。   本記事では、ノートパソコンの有償譲渡会について、一般的な価格と譲渡までの流れ、利用するメリット・デメリットなどを解説します。

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ノートパソコン有償譲渡会とは

全国の自治体単位で「ジェムテク・ノートパソコン有償譲渡会」が実施されています。開催回数はすでに通算5000回以上、60万台のパソコンが有効活用されているとのことです。
 
一般社団法人 日本電子機器補修協会の「ノートパソコン有償譲渡会について」によると、有償譲渡会で手に入るのは、大企業や官公庁などで3~5年のリース契約にて使用されていたパソコンです。情報セキュリティ強化の目的、最新の状態に保つためにパソコンの入れ替えを行っており、使用頻度は比較的少なく、大きなトラブルがない機器が多いとのことです。
 
また、ジェムテク・ノートパソコン有償譲渡会は、パソコン製造事業者・再生事業者・ソフト開発メーカーなどが共同で行う取り組みとして、限られた有効資源の活用、温室効果ガス(CO2)削減などを目的にしています。

 

価格と譲渡までの流れ

官公庁や大企業のリース契約終了後のパソコンは工場に集められ、厳重な管理の下でデータが消去されます。その後、美品状態のパソコンを選び、起動チェックと整備を行い、有償譲渡会を通して希望者が手に入れる流れです。
 
有償譲渡会では実際にパソコンが展示されており、自分の使い方に合うかどうかを確認したうえで購入、当日中の持ち帰りが可能です。譲渡が決まったら、2年間の修理保証登録と以下の同意事項の内容を確認しましょう。