ここからは、国税庁の特集ページ「令和6年分 確定申告特集」を参考に、「キャッシュレス納付」の方法を解説します。
振替納税
所得税を始めとした国税は、税務署の窓口に出向いて現金で納付するだけでなく、自分名義の預貯金口座から自動振り替えによって納付することも可能です。法定納期限とは別に振替日が定められており、令和6年分の申告所得税および復興特別所得税は令和7年4月23日(水)が振替日となっています。
新規に「振替納税」を希望する場合は、法定納期限である令和7年3月17日(月)までに、税務署または金融機関に「預貯金口座振替依頼書」を提出してください。「e-Tax」を使って、オンラインで提出することも可能です。
ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)
税務署に「e-Tax」の利用開始を申請し、ダイレクト納付口座を届け出ている場合は、指定した自分名義の預貯金口座から即時または指定した期日に口座引き落としで納付することも可能です。「ダイレクト納付」を希望する場合は、税務署に「ダイレクト納付利用届出書」を提出してください。「e-Tax」を使ってオンラインで提出することも可能です。
なお、「ダイレクト納付」を利用する場合は、預貯金口座の残高に気をつけましょう。残高不足で引き落とせなかった場合は、延滞税が課されるケースもあります。
インターネットバンキングやATMで納付
事前に税務署へ「e-Tax」の利用開始手続きを行っている場合は、納付情報を入力したり登録したりすることで、インターネットバンキングやATMから納税することも可能です。納税に関する手数料は不要ですが、インターネットバンキングやATMを利用するための手数料がかかるケースもあります。金融機関によって異なるため、事前に確認しておきましょう。