◆マネージャーが芳根さんに与えた“知恵”
――まさに二人三脚ですね。
芳根:7年間お世話になりました。その間、合唱部員を演じて連ドラ初主演を務めた『オモコー』(TBS『表参道高校合唱部!』)も、朝ドラもそうですし、決して自分だけの力ではなく、“なんでこうなったの?”“私はこう思ったからこうしました”とか、本当に二人三脚で試行錯誤しながらやってきました。絶対にひとりでは乗り越えられませんでした。
朝ドラのオーディションを何度か受けていて、そのときの自己PRに“オーディションが苦手なので、オーディションがなくても仕事ができるようになりたいです”と書いたのですが。
――記事で読んだことがあります。
芳根:これも半分はそのマネージャーさんからの知恵です。当時の私ひとりだったら、“そんな文章書いちゃっていい?”と思って実際には書けなかったと思います。でも背中を押してくれました。
今の私のベース、お芝居の取り組み方、現場での居方といった部分は、当時のマネージャーさんと二人三脚で作り上げたものだと思います。