今年2月、高校生を対象に「汗、水、すっぴん怖くない! たった3年の高校生活。1秒でも早くカワイイ私で過ごしたい。」そんなキャッチコピーが書かれた二重整形の電車内広告が、ルッキズムを助長し、若者にコンプレックスを植え付けるのでは? と物議を醸し、SNSなどで大炎上しました。

小学生 アイプチ
写真はイメージです(以下同じ)
整形手術の“ターゲット”にされているのは、ティーンだけではありません。YouTubeでは、9歳の娘に二重整形をさせて、その整形動画を公開した母親に「毒親」だと批判が殺到。映像には施術の痛みで大号泣している娘の姿が映し出されていました。

動画のみならず、ついには小学生の女の子をターゲットにした美容整形の広告まで登場。とある美容クリニックが、インスタグラムに小学5年生の少女の二重整形のビフォーアフター動画を掲載したのです。

まだ物事の分別もつかない子どもをクリニックがビジネス利用している。そんな現状に対して「悪」だと強く警鐘を鳴らす美容皮膚科医の上原恵理先生に、医師としての見解を語ってもらいました。