もんじゃ焼きや屋形船などで有名な東京の月島・勝どきエリアは、日本の伝統的な文化を体験できるスポットとして人気です。しかし近年は再開発が進んだことにより近代的なオフィスビルやタワーマンションが立ち並び、洗練されたウォーターフロントシティとして存在感を増しつつあります。さらに晴海ふ頭には、2020年開催の東京五輪に向けて選手村が建設される予定です。
急速に変化している注目のスポット、勝どき・月島エリアの美味しいもの&楽しいことを編集部一の食いしん坊B子がご紹介いたします!こちら予算1万円以内で楽しめるプランです。伝統と新しさを兼ね備えた街、勝どき・月島エリアツアーに出発です!
東京有数のビジネス街・汐留駅から出発!
【時間】10:00
スタート地点は日テレがある汐留駅から。汐留は再開発によって東京でも有数のビジネス拠点として成長しました。駅前は大きなビルやホテルが立ち並ぶ都会的な雰囲気ですが、3分ほど歩くと景色はガラリと変わり、水路で囲まれた広大な庭園が……。突如、異世界に迷い込んだのではないかと錯覚するほどです。
まずは最初の目的地である浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)に到着。「中の御門橋」を渡ってさっそく園内へ!
「浜離宮恩賜庭園」で日本庭園を眺め日常からのチルアウト
【時間】10:10
【予算】入場料300円(税込)
もともと徳川将軍家の鷹狩り場だったこのエリア。その後、将軍家の別邸が建ち、幾度かの造園工事が行われました。11代将軍徳川家斉のときに、ほぼ現在の姿の庭園が完成したと言われています。
敷地内には海水の混じる池があり、ボラやセイゴ、ハゼ、ウナギなどが生息しているそうです。木々と芝生に囲まれ、まさに「都会のオアシス」というフレーズがぴったり。東京の真ん中にこんなに緑豊かな場所があるなんて信じられません!素敵な庭園を作ってくれた将軍に感謝!ここでは深呼吸をして、新鮮な空気を満喫してみてください。
ここでは歴代の将軍たちの園遊の食事や休憩、来賓をもてなした御茶屋も、庭園の景色として楽しめます。
写真は「鷹の御茶屋」を復元した建物(※月曜日は原則内部見学不可)。当時の将軍たちは、鷹狩りの休憩所としても利用していたのだそうです。ほかにも「松の御茶屋」「燕の御茶屋」があり、こちらは木曜日の時間指定のガイド時のみ内部を見学できるようになっています。
また浜離宮恩賜庭園の見どころのひとつには、美しいお花畑も。ナノハナやコスモスなど、季節の花々が一面に咲いている景色は圧巻です。
花畑を背景に記念撮影をしている家族連れや、カップルでお花見を楽しんでいる人もたくさんいました。季節を変えてぜひまた来てみたいです!
浜離宮恩賜庭園
住所:東京都中央区浜離宮庭園
電話:03-3541-0200
開園時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
定休日:年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)
入園料:一般 300円、65歳以上150円(税込、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
アクセス:
<大手門口>
都営地下鉄大江戸線「築地市場」(E18)「汐留」(E19)・ゆりかもめ「汐留」下車 徒歩7分
JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋」(G08・A10)下車 徒歩12分
<中の御門口>
都営地下鉄大江戸線「汐留」下車10出口 徒歩5分
JR「浜松町」下車 徒歩15分
※各施設の公開日情報等は、浜離宮恩寵庭園へお問い合わせください。
汐留から月島エリアへ移動
【時間】11:30~
【予算】180円(税込)
お腹が空いてきたところで浜離宮を後にして、汐留駅から大江戸線に乗って3駅離れた勝どき駅へ移動。
月島といえば「もんじゃ焼き」の街として知られています。ちょっと特別なシチュエーションでもんじゃ焼きを食べられるスポットがあるとの情報をキャッチ。そんなことを聞いたら、編集部一の食いしん坊が行かないわけにはいきません!
浜離宮を散歩し、すっかりお腹を空かしたわたくしB子。お腹をグーグー鳴らしながら目的地へと向かいました。
屋形船の上でもんじゃランチ
【時間】12:00~14:30
【予算】6,500円(税込)
勝どき駅で降りて晴海方面へ歩いていく途中に、朝潮小型船乗り場(勝どき桟橋)があります。この桟橋から屋形船「月島丸」に乗り、2時間半の隅田川クルージングに出発!
船上で心地よい風を感じながら、下町の景色を眺めるぜいたくな時間。見慣れた東京の風景のはずなのに、屋形船から見ると特別感があります。途中で見えたスカイツリーに思わず「おおおー!」と声をあげるほど興奮(笑)。だって初めて見たんだもん……。停泊中は船の屋根部分が展望台になるので、周囲の景色を360度楽しめるようになっています。
さて、お楽しみはここから!なんとこの屋形船、海鮮もんじゃが食べ放題なんです!きゃーうれしい!
定番の「明太子もちチーズ」、ぜいたくにマグロを使った「まぐろスペシャル」、北海道のちゃんちゃん焼き風の「鮭ちゃんちゃん」など、乗船中はおいしいもんじゃがおかわり自由で存分に楽しめます。
さらには、何と何とアルコールメニューを含むドリンクも飲み放題!昼間から飲むビールは最高!正直に白状しますと、仕事を忘れ、心ゆくまで飲み食いを満喫しちゃいました。
ちなみに、お台場周遊コースを約2時間楽しめる「浮船丸」もあります(新木場出航)。こちらは「ナスチーズ」や「タイ風カレー」などバラエティ豊かな元祖月島もんじゃが食べ放題。料金も5,000円からとリーズナブルです。「月島丸」と「浮船丸」、利用する時間帯や予算、自分のスケジュールに合わせてどちらにするか選んでみてもいいですね。
江戸前汽船 勝どき出航・隅田川コース 海鮮もんじゃ屋形船「月島丸」
電話:03-6276-9963(受付11:00~20:00)
出航時間:12:00~14:30
定休日 : 年末年始
乗り場:朝潮桟橋(勝どき駅から徒歩約5分)
後半はいよいよSNSで話題のスポットにGO!
お腹を満たしたところで、午後は月島エリアをさらに散策。SNSで話題の和風スイーツ(甘味は別腹)を売っているお店や、あの可愛い生き物と触れ合えるカフェにも潜入しました。