ただ、今後にテレ東でバラエティ、報道番組のキャリアを重ねたうえで、出産や育児などの生活環境の変化を迎えたときに満を持してフリーに転身するという可能性はゼロではありません」
局内に残るとしても、会社員である以上『モヤさま』の卒業はあり得る。丸山氏が続ける。
「あくまで個人的な感想ですが、田中瞳アナは良くも悪くも“テレビ”で生きるタイプだという印象があります。ルックスやスタイル、性格や実力などアベレージは高いけど、どれかが突出しているわけではなく、バランス型の代表格かなと。ただ、そろそろ局としても報道番組のサブとか、大きなポジションを任せたいでしょうから、『モヤさま』の交代はありえるとは思います。
さまぁ~ずは田中アナ出演の長期化を望んでいるようですが、来年、再来年あたりの30歳を目途というのはあるかもしれません。『モヤさま』はさまぁ~ずにはまるかどうかが一番大事で、新人でも活かせる可能性の高い内容の番組ですからね」
仮に田中アナが卒業するとして、後任候補は誰か? テレ東のアナウンス部のプロフィールを見ると、田中の後輩は8人。確率は8分の1だが……。
「『モヤさま』は一時期、田中の2年後輩の冨田有紀アナを何度か番組に出したことがありましたが、あまりに天然というか不可思議な言動を繰り返す彼女は、さまぁ~ずには全くハマらなかった。注目したいのは入社1年目の古旗笑佳アナです。現在の担当番組はBSのみで、知名度はゼロに等しいですが、『いまからサイエンス』ではMCの加藤浩次と堂々とやり合い、『度胸あるな』というおほめの言葉をもらっています。公式プロフィールの趣味が“目的地のない散歩”というのも『モヤさま』へのアピールなのかと。実際に抜擢されるかどうかはともかく楽しみな存在です」(前出・バラエティ番組制作関係者)
モヤモヤした状態はしばらく続くか。
(取材・文=木村之男)