代用品を使う前に知っておきたいケチャップの特徴
糖分が多い
ケチャップには、意外と多くの砂糖が調味料として使われています。なぜ内容量ほど甘みを感じないかというと、酸味で相殺されているからです。保存料不使用にしなければいけない分、多くなる調味料の1つが砂糖です。代用品が少しケチャップと違う気がする時には、甘みをつける調味料をプラスするのも手です。
酢が入っている
実は、ケチャップには酢が入っています。酸っぱさはトマトの酸味だと思われがちですし、それほど酸っぱくないので、知らない人が多いです。これは味を引き締めるためであり、長期保存のためでもあります。なので、ケチャップが無い時には他の調味料と一緒に酢を使用すると、さらにケチャップに近づけることが出来ます。
ケチャップに似た味を出したいときの代用品4選
①ウスターソース+砂糖
ウスターソースに砂糖を加えて、少し煮たものがおすすめです。ウスターソースとは、野菜をや果実を煮て香辛料などを加え熟成させた調味料です。ケチャップと原材料や作り方が似ているため、代用品に向いています。ウスターソースのほうが、ケチャップに比べてスパイシーなので、砂糖で甘みと味の滑らかさを出しましょう。
粘度のないウスターソースをケチャップのようにもったりさせたければ、砂糖を入れてから少し煮詰めるか水溶き片栗粉を加えると良いです。砂糖を加えることで焦げやすくなっているため、弱火でじっくり火を通しましょう。砂糖は、ウスターソース100ccに対して大さじ4ぐらいが適量です。
②お好みソース+ハーブソルト
お好みソースにハーブソルトを加えたものでも、代用できます。お好みソースも広く分類すればウスターソースの系統で、野菜や果実を煮込んだものです。さらにウスターソースと違う点として、トマトが入っています。自宅にある確率で言えばウスターソースの方が高いですが、味の近さでいうとお好みソースのほうが近いです。
甘みやとろみもあるので、和から洋になるように味を付けるだけで簡単に代用可能になります。そこでおすすめなのが、ハーブソルトです。若干ピザソースに近い感じになるので、ケチャップとしても十分使えるようになります。
③ピザソース
ピザソースも、ケチャップの代用品として使えます。ケチャップにバジルやにんにく・オリーブオイルなどが混ぜられたものが、ピザソースです。さらにピザソースは基本的に単体で食べられるものではないため、濃いめに味付けられているのも特徴です。ピザソースでは味が濃すぎると感じる方は、薄めて使いましょう。
ピザソースを薄める方法としては、ピザソースを温めながらコンソメスープやブイヨンを少しずつ混ぜるのがおすすめです。香りが強すぎると感じるなら、トマトジュースでも程よく中和できます。また、タバスコが好きな方なら、ピザソースに酢を入れても美味しく食べられます。
④ミートソース
ミートソースなら、簡単ですしお肉の分濃くて食べごたえのある代用品になります。パスタソースとして買ったレトルト品などが余っている時は、ケチャップ代わりに使いましょう。ミートソースと言っても味は様々ですが、レトルトパスタソースの場合は「安い物」ほどケチャップ感が強くなります。
【料理編】ケチャップが無い時に使えるおすすめ代用品3選
①オムライスの時は「ホワイトソース」
オムライスの時のケチャップの代用品でおすすめなのは、ホワイトソースです。作り方も簡単ですし、調味料も一般家庭によくあるものばかりです。クリーミーで優しい味わいのオムライスになります。冷凍保存もできるので、もしもの時のために普段からストックしておくのもおすすめです。
②チキンライスの時は「カレー粉」
チキンライスの時のケチャップの代用は、カレー粉をおすすめします。普段ケチャップを入れる時と同じタイミングで振り入れるだけなので、かなり簡単な代用方法です。更に炒め油をサラダ油からバターに変えるなどアレンジを加えれば、バターチキンカレーのドライカレーバージョンのようになります。
③ハンバーグの時は「テリヤキソース」
ハンバーグの時には、テリヤキソースで代用しましょう。砂糖・酒・醤油・みりんを混ぜて煮詰めるだけなので、作り方も簡単です。子供も大人も、飽きずに楽しめる味付けになります。ケチャップのようなとろみが欲しい場合は、そこに水溶き片栗粉を加えると良いです。