ケイト ツヤバース
 モチについても優秀。試しに飲食をし、さらに唇を軽くティッシュで2度拭き取りましたが、ツヤ感は若干消えても色残りがあり、すっぴんのような唇にならないところに惹かれました。

◆元祖リップモンスターとどこが違う?

 気になるのは、元祖とどう違うかですが、仕上がりや商品特徴についてはすでに紹介しましたので、ここではパッケージや発色などを比較していきます。

ケイト ツヤバース 
 パッケージは、元祖よりもスリムな形状で、直径は1.3mm程度。ペンのような太さでペンよりも短いコンパクトさで、バッグの内ポケットにも入れやすいサイズ感です。

 中身はどちらも繰り出し式ですが、注意したいのは元祖と異なりツヤバースは繰り出したら戻すことができないこと。そのため、使い切れる程度を繰り出して使う必要があります。

◆濃厚でウエットなツヤが出る

 次に発色やツヤ感など仕上がりについて比較してみました。

 元祖の「リップモンスター 14 憧れの日光浴」と「リップモンスターツヤバース G03 99.9℃」をそれぞれ腕に3度塗り重ねた状態で比較したところ、元祖が均一に薄く塗れている反面、ツヤバースは最初に塗ったときにべたっとついた関係でムラになっていました。

ケイト ツヤバース
左が新作「リップモンスターツヤバース G03 99.9℃」、右は元祖「リップモンスター 14 憧れの日光浴」
 しかし、実際に唇に塗った際には唇に赤みがあるせいかムラが多少出ても気になりませんでした。それでも、強く唇に押し付けないように塗ることが美しく仕上げるコツです。

 元祖にもツヤ感はありますが、ツヤバースのほうが濃密でウエットなツヤが出ます。ボリュームもツヤバースのほうがしっかりと出ています。

 ただし、ツヤバースのほうが粘度が高いため、ややねっとりした印象がつきまとい、カップなどにもつきやすいことからテクスチャーや使用感の好みは別れそうです。

◆乾燥が気になる季節にぴったりのリップ