国民生活センターの資料によると、美容院では次のようなトラブル事例があるようです。
イメージしていた仕上がりではないから返金してほしい
自分がイメージしている理想の仕上がりと、美容師が受け取ったイメージに乖離があることは珍しいことではありません。気に入らないという理由だけでの返金は難しい可能性が高いでしょう。
ただし、「10センチ切ってとお願いしたのに20センチ切られた」「お願いしていたカラーと全く違う」など、依頼していた内容と明らかに違う仕上がりになったなどの理由があれば、無料でのやり直しや返金を求めることができる可能性があります。
ヘアカラーの施術を受けたあと湿疹が出た
使用する薬剤によっては頭皮が荒れてしまうこともあるでしょう。まずは早めに医療機関を受診し、写真を撮る、当時の施術内容の記録をまとめておくなどしておくとよいでしょう。
美容院との話し合いによって、治療費を負担してくれるかもしれません。
トラブルを防ぐには?確認すべきポイント
美容室でのトラブルを避けるために、次のポイントを確認してみてください。
追加料金が発生するケースを確認する
美容院では、トリートメント以外にも以下のような場面で追加料金が発生するケースがあります。事前に確認しておくことで、予期せぬ出費を防ぐことができるでしょう。
・ロングヘアの場合:髪の長さによってカラー剤やパーマ剤の使用量が増えるため、追加料金を設定している美容院も少なくありません。
・特別な薬剤を使用する場合:オーガニックのカラー剤や高品質なパーマ剤などを選択すると、通常料金にプラスして追加料金が発生することがあります。
・シャンプーやブローが別料金の場合:一部の美容院では、カットをしない場合に別料金として設定していることがあります。
美容院によって料金設定は異なるため、施術前にメニュー表や美容師に確認することが大切です。