低カロリーのため仕方がないとはいえ、やはりご飯の量には少なさを感じた。肉厚な鰻が多く乗っており、味については申し分ない。オクラがとろみを作り出しているため、一般的な茶漬けよりもスルスルっと食べ進めることができた。出汁の風味が効いた優しい味になっており、お酒を飲んだ後に食べたくなる。
副菜の「じゃがいも明太」はじゃがいもと一緒にピーマンも明太子とあえてあり、ピーマンと明太子の組み合わせが意外と悪くないと知ることができた。「大根と桜えびのあえ物」は言ってしまえば切り干し大根。大根の香りが強いためエビの味はあまりわからなかった。「小松菜の高菜そぼろ」は和風出汁と高菜しょうゆ漬けで作られた上品な味付けがされており、「居酒屋のお通しで出てきてほしい」とさえ思った。
ナッシュのメニューは脂っこさがなく、全体的にアッサリしている。もともと和食自体が、油を多く使用したり、塩分マシマシにしたりすることが少ないため、「鰻の出汁茶漬け~ひつまぶしの3杯目~」の味に物足りなさを覚えることはなかった。
◆洋食のハンバーグは、豆腐ハンバーグのようなアッサリ感
次は洋食として「チリハンバーグステーキ」を選択。
ハンバーグという脂質が多いメニューの仕上がりが気になるところ。
ハンバーグを半分に切ってみると中までパンパンに牛肉が詰まっている。ただ、肉汁がドバドバ溢れる感じではない。食べてみると牛肉のうまみはあるものの、ジューシーさはあまりなく、豆腐ハンバーグのようなアッサリ感。チリソースは辛さ控えめ。食べ応えよりも食べやすさが優先されており、チーズを大量にかけて“台無し”にして食べたくなった。