文春がこの事件の続報をしている。

　文春によれば、当該の飲み会は2023年6月に開かれ、参加者は3人ではなくもっと多かったが、不可思議なことに当日、2人を除いた全員がドタキャンしたというのである。

　彼女は「密室で二人きりにされ、意に沿わない性的行為を受けた」（文春）という。これが事実なら、こうした行為を世間では“強姦”というのである。

　彼女は、Aに仕組まれたとフジの幹部3人に被害を訴えたが、聞く耳をもたなかったようである。

　彼女は体調を崩して入院してしまう。しかし、「中居には責任を取ってもらおう」と考え、弁護士を立てて示談交渉が進められた。

　結局、このことを一切他言しないという守秘義務を約束して莫大なカネが支払われたというのである。好感度だけが取り柄の中居だったが、それも地に堕ちた。

　しかし、一切他言しないことがこうして洩れていることが不思議だ。読む限り、この女性はフジ内部の人間だと思われるが、彼女は文春の取材に対して怒りを隠さなかったようだ。

「“加害者”もフジテレビに対しても私は許してないし、怒っている気持ちもあるし……」

　その上、

「なぜ今までフジは、Aさんのやっていることを止めてこなかったのか。見て見ぬふりをしてきたのか。私と同じような被害に遭っている子がいます」

　といっているのだ。

　彼女は松本人志も直接知っていて、「飲み会でも、テレビ局のADさんの前で『女なんて～～』と遊び方を自慢していた。それが文春で記事になったら『闘います』って言っちゃうんだと思って」と語っている。

　しかし、このことを一切他言しないという守秘義務を結び、それで莫大なカネが中居側から支払われたのに、女性側が喋るというのは解せない話ではある。

　この話が事実だとすれば、Aのやったことは「女衒」のようなものである。

　松本と女性たちとの飲み会にも関わっていたのではないか。フジはAのやってきた恥ずべき行為を徹底的に洗い出し、中居や松本との件も公表すべきである。