株式会社くふうカンパニーが実施した「お惣菜・スイーツに関するアンケート」によると、スーパーマーケットでお惣菜を購入する際に重視するポイントの第1位は「価格」で、全体の多くの人が値段の手頃さを購入時の決め手として挙げました。次いで第2位には「おいしさ」がランクインしており、味のクオリティーも購入動機として重要視されていることが分かります。
 
また、購入する際の予算金額については、「301円~500円」の価格帯が37.1%で最も多く、平均金額は570円という結果となっています。
 
一般的にデパ地下のお惣菜は、主菜となるおかず1品あたりの値段が1人分で1000円程度、あえ物やサラダなどの副菜も追加した場合1500円程度かかる可能性があります。上記のスーパーマーケットでの平均予算金額と比較すると、3倍近い金額になります。
 
総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、1ヶ月の食費の平均は、単身世帯で4万6391円、2人以上世帯で8万6554円です。1ヶ月を30日として1日あたりに換算すると、単身世帯は約1546円、2人以上世帯では約2885円です。デパ地下で1人1食1500円のお惣菜を購入する場合、1日あたりの食費の平均を上回る可能性が高く、毎日デパ地下を利用する場合は、平均以上の収入を得ているか、他の支出項目を節約する必要があると考えられるでしょう。
 

記念日やイベントなど特別なときにはデパートのお惣菜が選ばれることも

日常的には手軽なコンビニや、価格帯が手頃なスーパーのお惣菜が選ばれる一方で、記念日やイベントの際にはデパートの食品売り場で購入するお弁当やお惣菜が選ばれているようです。
 
デパートのお惣菜は、特別な機会に合わせて利用される傾向が伺えます。
 

デパ地下のお惣菜を毎日購入する場合には費用がかさむ可能性あり|記念日やイベントのときに多く選ばれる傾向がある