また、高岸がNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演した際の現場の印象として「プロフェッショナルが集まるオリンピックでしたね」と、元来オリンピックがアマチュアの祭典であることからして矛盾した発言もあったが、徹子には刺さらず。終始グルーブしない展開となった。
だが、番組のラストになって高岸が「徹子さんのこれからの夢は何ですか」と豪速球のストレート質問。これに徹子が「100くらいまでこの仕事を続けていきたい」と応じ、図らずも大団円となった。
「共演NGレベル」の険悪ムードから8年 友近編(2024年7月30日)
2016年、『徹子の部屋』に出演したピン芸人・友近は苦しんでいた。
番組後半、自らのキャラクターである演歌歌手・水谷千重子になりきって登場した友近だったが、徹子がその“なりきり芸”をまったく理解せず、終始、不穏な空気が漂っていたのだ。
「芸歴50年」と言い張る水谷千重子に、徹子は「どうしてそういうことをおっしゃるの?」と迫ると、その後も水谷の発言を「もういいです」などと遮る展開に。また、徹子のお気に入りである「キャサリン」ネタをリクエストされた際も、水谷が水谷のままキャサリンを演じたために徹子が困惑し、「おもしろくないものをお目にかけて、みなさまに申し訳ない」とカメラ目線で謝罪する一幕もあった。
その異様な放送はネットニュースでも大きく報じられ、一部メディアでは友近が徹子に「共演NG」を出したとも伝えられている。
後に友近が徹子から謝罪を受けて和解したことを明かしているが、例の『アメトーーク!』でもこの回は大きな話題となった。
そんな徹子と友近の8年ぶりの『部屋』での共演である。
徹子は冒頭から「いつも、とってもおもしろいこの方、友近さんです」と紹介。友好ムードを盛り上げるが「今日も笑わせていただきます」とプレッシャーをかけることも怠らない。
「今日も笑わせていただきます」