筆者作成
 
シミュレーションによると、変動金利から固定金利に借り換えることで毎月の返済額は当初約8000円、総支払額は約140万円増えることが分かりました。ただし、変動金利の利率はいつどれだけ上がるか予測できないため、このシミュレーションよりも上がった場合は結果が逆転する場合もあります。
 
このほか、借り換えの際の手数料などを含めて、メリットがあるかを検討することが大切です。
 

まとめ

住宅ローンの変動金利から固定金利への借り換えは、予期せず金利が上がるリスクを避けられますが、毎月の返済額は通常増えます。借り換える金融機関や司法書士によって、借り換えに必要な手数料なども異なるため、焦って借り換えるのではなく、現在の家計の状況や将来の収入見込み、リスク許容度をトータル的に判断することが大切です。
 

出典

国土交通省 令和5年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書
住宅金融支援機構 最新の金利情報 長期固定金利住宅ローン【フラット35】
 
執筆者:古澤綾
FP2級

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