【泣きたいのに泣けない】身体と心はつながっている

人間には交感神経と副交感神経というものがあり、交感神経は人間を活発にし、副交感神経は人間を安心させます。
人間は昔からこの交感神経と副交感神経の働きによって生きてくることが出来ました。
交感神経は敵が近づいてきた時に危険を避けられるように発達した神経で、人を緊張状態にします。この交感神経が働くと、例えば発汗したり、鼓動が速くうつようになります。

泣きたいのに泣けない心理とは?病気かも?涙でストレスを解消しよう
(画像=『lovely』より引用)

副交感神経は交感神経とは逆に、敵が近くにいない時にゆっくりと休んでいる時に働いてる神経です。ほっとするとトイレが近くなるのもこの副交感神経が働くためですね。
敵から逃げる時にトイレに行きたくはなりませんよね。これは交感神経が働いているからです。
このように、人間は交感神経と副交感神経の働きによって生きています。

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(画像=『lovely』より引用)

【泣きたいのに泣けない】涙は病気を防ぐ

ただし、交感神経が働いている時、人間はかなりのストレスにさらされています。それもそうですよね。もともと自分の命を狙う敵から逃げる為に働いている神経です。心理的なストレスがかかるのは当然です。
ですから、交感神経ばかり使っていると病気にかかってしまうことがあります。

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(画像=『lovely』より引用)

例えば頭痛や腹痛などです。緊張でお腹を下す人がいますよね。これは極度のストレスが原因で交感神経が過度に働きすぎたためです。
この状態が行き過ぎるとうつなどの病気になってしまうこともあります。

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(画像=『lovely』より引用)

そこで副交感神経の出番です。副交感神経は高ぶった交感神経を鎮め、落ち着いた状態にしてくれます。
副交感神経を働かせるためには沢山の方法がありますが、強すぎるストレスに一番よく聞くのが涙を流すことです。
涙を流すという行為は、副交感神経を働かせる効果があるんですね。

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(画像=『lovely』より引用)

ですから、とても悲しい出来事があった時には強いストレスから身を守ろうと副交感神経を働かせる為に人は涙を流すようになっているのです。
涙を流すことによって、人はストレスを発散することが出来、うつなどの病気にかかりにくくなります。

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(画像=『lovely』より引用)

【泣きたいのに泣けない】涙にも種類がある

しかし、涙にも種類がありますよね。
ウソ泣き、感涙、悲しい時の涙、安堵の涙、あくびをした時に出る涙などなど。
心理的な状態によって、涙の種類は変わります。
様々な種類の涙の内、心理的なストレスを緩和してくれるのは自分の感情が大きく動いた時に出る涙です。

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(画像=『lovely』より引用)

例えば失恋した時には悲しい気持ちでいっぱいになって涙がでますよね。
こうした失恋などによって悲しい気持ちなど、大きく感情が動いたときにでる涙はストレスを緩和してくれる効果があります。

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(画像=『lovely』より引用)

また、例え失恋したとしても、悲しいという気持ちになれなかったり、どうでもいいけれど取り合えずウソ泣きをしておこうなんて言う涙の時には、ストレスは緩和されません。
目の汚れは落としてくれますが、感情が動かないので心理的に楽にならないのです。

では、このストレスを緩和してくれる重要な役割を持つ涙が出ないというのは、なぜなのでしょうか。
そこには心理的な原因が隠れています。

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(画像=『lovely』より引用)