食材は、冷蔵庫にあるものを使っていい。200円以内で作れ。
飲食店の仕入れなんて、当然、献立ありきで必要なものを発注するわけで、しかも一般の料理屋よりも需要が読みやすい社食なわけだから「自由に使っていい材料」なんて仕入れてたら怒られちゃう気もしますが、これもギリセーフかなー。立川さんが結に試練を与えるために、この日だけ多めに仕入れをしていた、それも自分の裁量で献立をいじれば1、2日中に処理できる程度の量と種類にしていたと解釈すれば、大きな矛盾が生じるわけではない。見る側の想像力を試される展開ではありますが。
11時過ぎ、スコッチエッグの試作が完成。ランチは11時半から? 12時から? いずれにしろ卵を茹でてからひき肉で包んでフライにするメニューを仕込むには時間がなさすぎるし、月曜のランチ前の風景と比べればずいぶんのんびりしているなと感じますが、みんなが結の日替わりのために仕込みを早めに済ませたと想像すれば、なんとかなるかな。
日替わりが時間がかかるスコッチエッグだったせいで、配膳が間に合わなくて11人の社員が昼ごはんを食べられなかった。だから、このメニューは日替わりでは出せないと立川さんは言います。
これについて結さんは謝罪していましたが、そもそも当日に考えて11時過ぎから仕込み始めたのに希望者の大半に配膳できたのだから、ほとんど大成功といっていいでしょう。温野菜が足りなかったとかいう描写もありましたが、蒸し野菜なんて量が増えても調理時間が伸びるわけじゃないし、これだけ大人気だったわけだから、次は10時から仕込めばいいじゃない。今日、結さんと原口は試作をしていた時間があったわけだから、人が足りないわけじゃないし。このへんもおかしいんだけど、スコッチエッグはおいしそうだったのでよしとしましょう。
この「ほとんど成功」だったスコッチエッグを失敗だと断じて、結に「仕事とは金を稼ぐことだ」と説教する立川さん。金を稼ぐのはマネジメント側の仕事であって、新人栄養士の結に与えるべき仕事は顧客満足度の向上や栄養管理の徹底だと思うんですよね。人気メニューが誕生したんだから、それを常時提供できる体制を作るのが立川さんの仕事だと思うけど、ちょっと前に「栄養士なんかいらん!」と言っていた人だからねえ。あんまりいろいろ求めるのも酷な話です。これもセーフかな。