フローリングに布団を敷くとカビが生える原因は?
寝ている間の「汗」で布団の下に湿気が溜まりカビが発生
私たちは寝ている間に汗をかいており、汗で布団の下に湿気が溜まり、カビが発生する原因となっています。寝ながら汗をかいている実感はない人もいるかもしれませんが、実際には寝ている間に大量の汗をかいているんです。夏でも冬でも、コップ1杯ほどの汗をかいていると言われています。
大量の汗を布団が吸収し、そのまま放置してしまうと布団とフローリングの間に湿気が溜まります。湿度が70%以上になるとカビにとって快適な環境となり、お手入れをしていないとカビがどんどん繁殖してしまいます。洋室のフローリングはもちろん、和室の板の間に布団を直敷きする際はカビが発生しやすくなります。
布団とフローリングの温度差による「結露」も湿気・カビの原因
私たちの汗だけでなく、布団とフローリングの温度差によってできる結露の湿気やカビの原因となります。私たちの体温により温まった布団とフローリングの間には温度差が生まれ、床が濡れるほどの結露が生じることもあります。夏場よりも冬場のほうが結露が生じやすく、布団と床の間に湿気が溜まりカビが発生してしまいます。
【直敷きの場合】フローリングに布団を敷く際の湿気・カビ対策4選
①フローリングに布団を直敷する場合は「換気」が必須
フローリングに布団を直敷きする場合は、「換気」のお手入れが必須になります。敷き布団やマットレスを床に直置きしていると、どうしても湿気が溜まりカビが発生するのに最適な環境となってしまいます。直敷きする場合は、換気をして布団を乾燥させる必要があります。
②布団は押入れに収納して湿気・カビ対策する
布団を床に直敷きしている人は、毎日布団を押入れに収納するようにしましょう。床に敷いている時間が長いほど湿気が溜まってしまうので、できるだけ湿っている時間を短くすることが大切です。布団を押入れに収納し、湿気が溜まるのを防いでください。
布団を押入れに入れる際は、ある程度乾燥させてから収納することがポイントになります。起きてすぐの布団はまだ湿っているので、すぐに押し入れに入れると押入れ内の湿度が高くなってしまいます。起きたら布団をめくり、半分裏返した状態で20~30分ほど乾燥させてください。その後に押入れに入れるようにしましょう。
③週に1回以上は布団を天日に干して湿気を除去する
フローリングや板の間に布団を直敷きする場合は、週に1回以上は天日に干して湿気を除去することも大切です。布団の湿気を逃すことでカビが発生しにくい環境になるので、晴れた日には布団を天日干しして布団の湿気を除去しましょう。
布団を天日干しするのに適した時間は、午前10時~午後2時頃までの時間帯です。この時間帯に、2時間ほど天日干しすると布団がしっかり乾燥します。午後3時以降は空気中の湿気が増えるため、できれば午後2時頃までには布団を取り込むのが理想的です。
④布団が干せない場合は布団乾燥機を使う
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雨の日など、布団が干せない場合は布団乾燥機を使ってお手入れしましょう。冬は温風モード、夏は冷風モードで布団を乾燥させます。布団乾燥機を使えば布団の湿度を除去できるほか、ダニの駆除も同時にできます。1年中使用できるものなので、湿気やカビ対策として布団乾燥機を持っておくと安心ですよ。
【夏の場合】フローリングに布団を敷く際の湿気・カビ対策2選
①夏は除湿シートを敷いて湿気・カビ対策する
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夏は空気中の湿度が高くなるので、布団と床の間に除湿シートを敷いて湿気・カビ対策するのがおすすめです。除湿シートが湿気を吸収してくれるので、布団に湿気がこもるのを防ぐことができます。夏は布団の中がジメジメとしてしまいますが、除湿シートを敷くことで睡眠も快適になります。
消臭効果のある除湿シートを使えば、汗による臭いや加齢臭などのイヤな臭いを抑えることもできます。除湿シートは布団と同じようにお手入れでき、夏だけでなく冬も敷くことができるので1枚持っておくと便利ですよ。
②通気性の良いすのこマットを敷いて湿気・カビ対策する
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夏は通気性の良いすのこマットを敷いて湿気・カビ対策するのも効果的です。特に高床タイプのすのこマットは、布団に熱がこもりやすい夏やジメジメとした梅雨の時期に最適です。布団乾燥機を使わなくても、布団に湿気がこもらずカビを防ぐことができます。
フローリングや板の間にすのこマットを直敷きする際は、床が傷付かないように対策する必要があります。底にクッションが付いているすのこマットを購入するか、傷防止テープなどを活用して床が傷付かないようにしましょう。