乾燥や脂肪の酸化を防ぐため、ラップで隙間ができないよう包むか、密閉可能な保存袋を使用して空気を遮断しましょう。
 

衛生管理を徹底する

冷凍保存の前には、手や調理器具を清潔にして、食品が微生物や異物に触れるのを防ぐことが大切です。
 

早めに消費する

保存中に組織の劣化や温度変化が原因で品質が落ちることがあるため、冷凍した食品は2~3週間以内に使い切るのがおすすめです。
 

冷凍保存に向く食材と向かない食材

冷凍保存を上手に活用するためには、鮮度が高く品質のよい食材を選ぶことが重要です。冷凍保存に適した食材と不向きな食材について、表1の通りです。
 
表1

冷凍保存に向く食材 冷凍保存に向かない食材
食品中の水分が少ないもの
(パン、ご飯、もち、納豆など)
水分が多く細胞組織がしっかりしているもの
(生卵やゆで卵、牛乳や生クリーム、
豆腐やこんにゃく、プリンやゼリー)

出典:一般社団法人日本冷凍食品協会「ホームフリージング」より筆者作成
 

まとめ買いで冷凍保存を活用してコスト削減

まとめ買いは、必要な食品や日用品を1度に多く購入し、効率的に家計を管理する方法です。特売やセールを利用することで商品単価を抑えられるだけでなく、買い物の頻度を減らすことで時間や労力の節約にもつながります。
 
さらに、まとめ買いした食材を正しく冷凍保存することで、無駄を減らし、より長くおいしく活用することが可能です。使い切れなかった食材を冷凍保存することで、腐らせて捨ててしまうことを防ぎます。特に余ったご飯やパンを冷凍する習慣をつけると、日々の無駄を減らせ、節約効果が期待できます。
 
まとめ買いと冷凍保存を組み合わせることで、コストを削減しつつ、食材を無駄なく活用できるというわけです。賢く買い物し、適切に保存することで、家計の節約と食生活の充実を同時に実現しましょう。
 

冷凍保存は、家庭での食品ロスを防ぎ、食材を長持ちさせる便利な方法