ユーザーが目的を達成するまでの時間や労力を最小限に抑えられているかがポイントです。無駄のない操作手順や高速なレスポンスが求められます。効率性とは、ユーザーが目標を達成する際に、どれだけ無駄なく、迅速に操作できるかの指標です。効率性を高めるためには、ユーザーインターフェースをシンプルにし、操作ステップを減らすことが重要です。例えば、Webサイトであれば、ページの読み込み速度を改善したり、必要な情報に素早くアクセスできるようにナビゲーションを最適化することが有効です。また、ユーザーがよく使う機能にはショートカットキーを用意するなどの工夫も有効です。効率性を追求することで、ユーザーはストレスなく快適にサービスを利用できるようになります。モバイルアプリにおいては、タッチ操作やジェスチャーなど、デバイスの特性に合わせた操作方法を採用することも重要です。

記憶しやすさ(Memorability)

一度使い方を覚えたユーザーが、再度利用する際に、容易に操作方法を思い出せるかどうかが重要です。一貫性のあるデザインや操作性が求められます。記憶しやすさとは、ユーザーが一度覚えた操作方法を、時間が経過した後でも容易に思い出せるかを示す指標です。記憶しやすさを高めるには、一貫性のあるデザインを採用し、ユーザーインターフェースの各要素が同じように機能するように設計することが重要です。例えば、同じ操作を行う場合、異なる画面でも同じアイコンや操作方法を使うようにすることで、ユーザーは直感的に操作を思い出せるようになります。また、ユーザーが過去の操作履歴を参照できるようにするなど、記憶を助ける機能も効果的です。さらに、操作方法を覚えるためのトレーニングやガイドは、記憶しやすさを向上させるのに役立ちます。長期間使用していなくても、スムーズに操作を再開できることが理想です。

エラーの少なさ(Errors)

ユーザーが操作中にエラーを起こしにくい設計になっているか、またエラーが発生した場合に、迅速に回復できるかが重要です。エラーメッセージの分かりやすさも考慮する必要があります。エラーの少なさとは、ユーザーが操作中にエラーを起こす頻度をどれだけ低く抑えられているかを示す指標です。エラーを減らすためには、入力フォームで適切なバリデーションを実施したり、操作手順を分かりやすく設計することが重要です。また、エラーが発生した場合には、ユーザーが問題を理解しやすく、迅速に解決できるよう、明確で分かりやすいエラーメッセージを表示することが重要です。エラーメッセージは、エラーの内容だけでなく、どのように対処すれば良いのかを具体的に示すようにします。例えば、必須項目が未入力の場合、「〇〇を入力してください」と具体的に指示するようなメッセージが望ましいです。エラーが頻繁に起こる場合は、根本的な原因を特定し、設計を見直す必要があります。

満足度(Satisfaction)