お金持ちの知人、もしくは富裕層サービスを提供している友人と接していると、「高収入サラリーマン」と「真のお金持ち」のお金の使い方に違いがあるように感じる。今回は、それぞれの「お金の使い方」について考えてみよう。

高収入サラリーマンはお金を抱いたまま亡くなっている?

富裕層サービスを提供している友人によると、高収入サラリーマン(年収3000万円以上)は会社を退職した後、極力お金を使わない老後を送っているそうだ。また、高額な貯金を残したまま亡くなることが多いという。

高収入サラリーマンは色々な職業がある。外資系金融のトレーダーや、保険や不動産などの営業トップセールスマンなどがその筆頭だろう。筆者の知人に保険のトップセールスマンがいる。彼はまだ20代後半という若さながら年収は3000万以上ある。営業マンなので、身なりは整っていてそれなりに良いスーツを着ている。

しかし、彼は高級時計をつけているわけでもなく、どこにでもありそうなワンルームマンションで暮らしている。まだ年齢が若いということもあるが、一見して「お金持ちのオーラ」があまりない。「そんなに収入があって何にお金を使っているのか?」と尋ねると「いつまでこの収入を維持できるか不安があるので、ムダな出費はしないようにしている」という。話を聞くとコツコツと資産形成をしているようだ。

「そんなにお金があるのに意外と度胸がないんだな」と感じられたかもしれない。だが高収入サラリーマンは成績が出せている間は問題ないが、いざ売れなくなると収入はあっさり激減してしまう。下手をするとそのままクビになることすらある。「現在享受している安寧は永遠ではない」という栄枯盛衰、諸行無常をデキる高収入サラリーマンほど心底理解しているから慎重になるのだろう。

また高収入サラリーマンは、大金を抱いたまま亡くなるケースが多いのだという。資産が2億、3億とあってもそれがひたすら減っていく一方、という状況で不安にならない人などいない。お金の残高は言わば自分の命を数値で示したものとも言えるので、その恐怖たるや凄まじいものがある。