【2日目】源平合戦ゆかりのスポットを散策しよう!
7:00 「ドーミーインPREMIUM下関」で朝食を堪能
ゆっくりと休んだ翌朝は、ホテルで朝食を味わいましょう。1階のレストランでは、一口分の小鉢に取り分けられた和洋食バイキングを提供。サラダや豆腐のほか、 ふぐの一夜干し や ふぐ飯 、 ふぐ雑炊 といったふぐ料理や下関名物の 「瓦そば」 など、山口県や下関の郷土料理を堪能できます。
9:00 源平合戦終結の地「壇之浦古戦場跡」へ
ホテルでチェックアウトしたところで、2日目の旅がスタート!下関の歴史スポットを散策しましょう。最初にご紹介するのは、 「壇之浦古戦場跡(だんのうらこせんじょうあと)」 。下関駅から路線バスで約12分のところにあり、下関と福岡・門司(もじ)を結ぶ 「関門橋」 を間近で眺められます。
また江戸時代末期に長州藩(ちょうしゅうはん)が異国船を砲撃したことにちなんで、公園内には 「砲台跡」 や 「長州砲(ちょうしゅうほう)」 のレプリカも展示されています。美しい関門海峡と関門橋の景色を眺めながら、散策を楽しんでみては。
平安時代末期から長きにわたって戦いを繰り広げてきた 「源平合戦」 。その中で1185年に最終決戦が行われたのが、 「壇ノ浦の戦い」 です。現在は 「みもすそ川公園」 として整備され、壇ノ浦の戦いで活躍した 源義経(みなもとのよしつね) と 平知盛(たいらのとものり) の像や石碑、歌碑が設置されています。
9:45 平家一門を慰霊する神社「赤間神宮」へ
源平合戦ゆかりの地の散策であわせて訪れたいのが、少し歩いたところにある 「赤間神宮(あかまじんぐう)」 。壇ノ浦の戦いで幼くして崩御した 安徳天皇(あんとくてんのう) を祀る神社で、まるで竜宮城のような朱塗りの鮮やかな 「水天門(すいてんもん)」 が参拝者を迎えます。
石段を上がると 「大安殿(だいあんでん)」 に到着。ここで祈願をしましょう。水難除けや子宝祈願、家内安全などにご利益があるといわれています。また近くにある 「宝物殿」 では、軍記物語のひとつ 『長門本平家物語(ながとほんへいけものがたり)』 や、 『源平合戦図』 など、貴重な史料が展示されています。
あわせて訪れたいのが、 「芳一堂(ほういちどう)」 。明治時代に活躍した小説家・ 小泉八雲(こいずみやくも) の怪談 『耳なし芳一(みみなしほういち)』 の木像が祀られています。さらに源平合戦で敗れた平家一門の墓 「七盛塚(ななもりづか)」 もあるので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
【2日目】小説や映画で有名な名勝負の舞台「巌流島」を散策!
11:05 「巌流島連絡船」に乗って「巌流島」へ
下関の歴史スポット散策で欠かせないのが、名勝負の舞台として有名な 「巌流島(がんりゅうじま)」 。関門海峡に浮かぶ周囲約1.6キロメートルの無人島で、唐戸市場の近くにある 「唐戸ターミナル」 または、福岡・門司港にある 「マリンゲートもじ」 から乗船できます。
唐戸からは、9時~16時までの時間帯に 1時間に1~2本運航 。海峡を揺られて約10分、巌流島に到着します。
11:15 巌流島へ上陸
巌流島に到着した後、最初に迎えるのは 小さな小屋 。屋内には1612年、全国を巡り歩く武芸者・ 宮本武蔵(みやもとむさし) と、剣豪・ 佐々木小次郎(ささきこじろう) が、巌流島を舞台に決闘を行った 「巌流島の戦い」 や、2人の剣豪について詳しく紹介しています。
また小屋の近くには、島唯一の神社 「舟島神社(ふなしまじんじゃ)」 があります。地の神と龍神のご神体が祀られており、島の正式名称にちなんで、この名がつけられました。ここで祈願すると、勝負ごとにご利益があるといわれています。
少し歩くと、 「巌流島文学碑(がんりゅうじまぶんがくひ)・決闘の地木碑(けっとうのちもくひ)」 があります。右側の石碑には、決闘の様子と、小説家・村上元三(むらかみげんぞう)の小説『佐々木小次郎』の一説が刻まれているほか、木碑には決闘の日付が刻まれています。
さらに歩くと、島のメインスポット 「武蔵・小次郎像」 に到着。関門橋と関門海峡を背景に決闘の様子を再現しています。ぜひ像を前に記念写真を撮ってみましょう!
武蔵・小次郎像から少し歩くと、 「伝馬船(てんません)」 が見えてきます。武蔵が島に渡る際に使った小舟をイメージして作られたもので、決戦時の歴史を感じさせられます。
この周辺は ビュースポット となっており、美しい関門海峡と関門橋、下関と門司港の街並みを見渡せます。ベンチもあるので、ゆっくりと景色を眺めてみましょう。
12:15 連絡船で再び唐戸桟橋へ
約1時間散策をした後は 連絡船乗り場 に戻り、再び唐戸ターミナルへ。ここで巌流島散策は締めくくりです。