【嘘をつく人】④努力<逃避→虚言【特徴・心理】
人間は目標があればそこに向かって努力をします。
ですが、中にはこの基本的な努力を苦手として、嘘をついてまで楽な道を探す人がいます。
②、ある意味③も含みますが、努力した結果に満足できずに、
ついつい嘘をついてしまうタイプの嘘つきと逆です。
かなりのひねくれものです。
この手の嘘つきは男女問わず存在します。
どういうことかと言いますと、100点を取りたくてきちんと宿題をしている普通の人とは違い、
答えを書いて「勉強した、宿題をした」と言い張る人の事です。
しかしそうやすやすと上手くいくわけがありません。
答えを見て提出した宿題で、100点取った嘘をついても自分の力でとったわけではないので、
結果、提出した宿題で100点取ったのは嘘ということが、いずれバレてしまうのです。
宿題という努力をせず、答えを見るという逃避をして「宿題をした」という嘘をつく―――嘘つきの心理というものはこういうものです。そうです、まるで子供の心理ともいえます。
これらは見方を替えれば少しだけ知っている知識に自分の妄想をつけ足して、
さも自分がそれをしたように聞かせるという事でもあります。
彼氏がいないのに、あたかも彼氏がいるように振る舞い、二人きりのデートや彼氏の家に泊まった事などをさもしてきたように語りだす―――。
心理的には自分も話に加わりたかったり、ちょっといい顔したかったという理由でしょう。
【嘘をつく人】⑤自覚症状が薄い【特徴・心理】
嘘をつく人は息を吸うように嘘をつきます。
それこそどうでもいい事から大事なことまで。些細な嘘をたくさんつきます。
例えば、CMで放映されている映画を見に行ったのはないのに「見に行ったよ」と話の会話に無理やり入ったり、
●×さんはそんなこと言った記憶がないのに「●×さんがこう言っていたんだよ」と言いふらしたり、
彼氏がいないのに彼氏がいると嘘をついたりします。
彼らの心理の特徴は何においても自分が嘘つきである自覚症状が薄い事です。
つまり「嘘をつく」自覚がない事で自身は嘘つきじゃないし、もしそうだとしても悪気があったんじゃないという心理のもとで言い訳をし、また嘘をつきます。
逆に嘘をついて自分にいいように方向が進めば、また嘘をついてその場を切り抜けようとします。
癖のようなものです。
嘘の上に嘘を重ね続け、本当の自分はいったい何なのだろう、という所までいってしまうのです。
最終的には虚言と真実があいまいになり、
自分という存在意義を失ってしまい、
嘘つきだと爪弾きもの扱いをうけどこにも居場所が無くなってしまうのです。
【嘘をつく人】⑥人を傷つける嘘をつく【特徴・心理】
さて、嘘つきの人であっても何も最初からホラを吹いて他人を傷つける人はいません。
何より嘘をつく人は、元々自分を見てほしい自己顕示欲の塊でもありますので、他人を傷つけるつもりはないのが特徴です。
ですが、自身の欲求を満たそうと嘘をついた結果、巡り巡って他人を傷つけてしまうのです。
⑤のさらに悪化した心理や嘘をつく理由といっても言っていいでしょう。
嘘をつく人の特徴やその理由の根本的なところは「自己正当化」と「自己顕示欲」です。
これは男女、大人や子供に限らず存在します。
自己正当化するために平気で自分のミスを他人に押し付けたり、
場合によっては濡れ衣を着せ、それが真実だと周囲に吹聴してしまうのです。
つまり、責任から逃れるたびに誰かにスケープゴートになってもらうという悪質な行為です。
男女問わず子供の頃に、叱られるのが怖くてつい嘘をついてその場をごまかして
誰かに叱られてもらった経験を持つ人はいるのではないでしょうか?
他人を陥れる嘘をつく理由は
「叱られたくないから」「自分は悪くないから」という子供じみた理由でもあります。
嘘をつく人の特徴のひとつに、精神的に子供という側面があるような気がしますね。
【嘘をつく人】⑦矛盾を嘘で覆い隠す【特徴・心理】
ずっと嘘をつき続けていると「あれ?」と虚言癖、嘘つきの人の心の中で
辻褄が合わない場面に遭遇する筈ですが、彼らはそんな関係ありません。
何故なら男女問わず彼らによって嘘は日常茶飯事。
⑤のように呼吸をするように嘘をつくのが嘘つきです。
二枚舌とも言います。
例えば女子同士で会話していて彼氏の話になった場合、
彼氏がいない嘘つきの人が話す内容に辻褄が合わず、「あれ? ●●、そのころ彼氏いたっけ?」と指摘されても何のその。
慌てず頭の中でその指摘された矛盾点を覆い隠すために新しい嘘を考えて、
それでごまかし切り抜けるのです。
さっきの例をあげるなら「彼氏ならいたよ。ただ紹介していなかっただけ。だってあたしの彼氏かっこよすぎるから」とごまかすのです。
矛盾点を巧妙に説明し、口八丁でその場をごまかすのはお手の物。
それが当たり前なので、その人が嘘をついていると確信していなければ周囲が騙されてしまう事もあります。
そして矛盾点を隠すためについた嘘に辻褄が合わない箇所が見つかり、それを指摘されてまた嘘をつく―――この繰り返しともいえます。