そういえば大原麗子も孤独死だった。
「女優業の再開を夢見て難病と闘病中だった大原さんの悲報に、衝撃が走った。警視庁成城署によると、大原さんと2週間前から連絡がとれないことを心配した大原さんの弟が、3日に警察に相談。6日午後7時ごろ、弟と4、5人の署員が自宅を訪れ、寝室のベッドであおむけ状態の大原さんの遺体を発見した」(2009年8月07日付デイリースポーツ紙面より)
享年62。美人薄命とはいうが、あまりにも早すぎた。
ところで、このところ文春、新潮ともに元気がない。社内的に何かあるのか? よくわからないが、これほど長くスクープがないのは珍しい。年末から年始にかけて目の覚めるようなスクープを期待したい。ということで今週も順位なし。
最初はこのところ「闇バイト」の連中ばかりではなく、高齢者を狙う事件が続発しているが、それにどう対処したらいいのかという新潮の記事。
最近「トクリュウ」という言葉をよく聞く。これは匿名・流動型犯罪グループのことで、暴力団のように上下関係をもたず、秘匿性の高いアプリ「シグナル」などを使い、金欲しさの人間たちを集めて強盗をさせ、カネを回収したら使い捨てにする犯罪グループである。
こいつらは元々オレオレ詐欺をやっていた連中が多く、そっちがヤバくなってきたので、より直接的で安直な「闇バイト」を使う犯罪に切り替えたのだという。
やり方はいくつもある。「お宅の屋根が大変なことになっている」と突然いってきて、修理代と称して数百万円を要求するという手口もある。
このやり口は2018年からの6年間で約4倍の4000件以上になっているという。
電気、ガス、水道の点検を装い、その家の情報を吸い上げ、それを基に、詐取する方法を考えるという手口も横行しているそうだ。
では、どうしたらそういう被害に遭わなくて済むのか。第一は、不審な人物が訪ねてきても応対しないことが大事。
マンション住まいでも必ずカギをかける。犯罪者たちの侵入経路で一番多いのは「勝手口やキッチン」近くの窓だから、防犯ガラスにかえることも考えるべきだ。