でも、それも歩いて5分ぐらいで、「別に人の目なんてどうでもいいや」って思ってましたね。瞬時に切り替える強さは元々持ってたので、むしろ見てもらっていいわってくらい。そこからもう振り切って、自分を表現するためにドレスアップをするようになりました。
◆他人の目なんて、どうでもいいじゃない
――今日もピンクのドレスが素敵です。1日で何媒体も取材を受けるということで、全部、違う衣装を用意されたとか。
アレン:女子SPA!さんは女性読者が多いから、今までにない感じの自分を表現しようと思ってピンクのドレスにしたんです。これは浅草のブティックで1万9000円ぐらい(笑)。
こうやって、なりたい自分になる、やりたいことをやる、表現する…っていう選択肢を、この数年間で一気に増やせました。今、すっっっごい幸せ。やっぱり人の目なんて気にしなくていいんだってわかりましたね。
◆整形の原動力は「地元の奴らを見返したい」だった
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故郷・高知県から上京して、17歳で初めて鼻を整形したというアレン様。原動力は、「見違えるほどキレイになって地元の奴らを見返したい」という、「地元への劣等感と優越感」だったと言います。(以下、< >は同書からの抜粋)
<そこからいろいろな整形をしていって、もっとどんどん整形をやりたくなって、次は肌とかほくろとか、キリがなくなっていったの。>
<その時付き合っている人やほかの人たちから、(整形する)マネーをもらうこともあったわ。>
<何かの形に執着して依存するっていうのは、ある種、心の病気みたいなところがあるのかもね。>
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――整形総額1億円と言われていますが、5年前からどれくらい整形されたのでしょうか?
アレン:実はそんなに大きい整形はしていなくて、金額としては500万円前後くらい。なぜかっていうと、今までの「キレイになって見返したい」って気持ちから、自分らしさを表現できるようになったことで、満たされてきたの。満たされると、ありのままの自分でもいいんだって気づくんですよね。