◆売れなかった6年間の劣等感
――本当にファン目線なんだなと感じるんですが、なぜそこまで…?
アレン:やっぱり私って売れない期間が長かったからですかね。今も売れてるって思ってるわけじゃないんだけど。
17歳で上京して、足立区のアパートに住んでバイトしながら芸能界を夢見て、自分で売り込んで初めてテレビに出たのが2014年頃。その後も、全く見向きもされない自分に劣等感を抱えていた期間が6年ぐらいあったから、ファンの大切さをそこら辺のアイドルの1000倍くらい知ってる。だから、常にファン目線なんです。
◆テレビのおもちゃにされて、うんざりだった
――いつ頃まで「売れてない」っていう気持ちだったんでしょうか。
アレン:ぶっちゃけ、言うよ。女子SPA!にインタビューしてもらった頃(2019年)でも、やっと1%の人がアレン様の良さに気づき始めたかな?ぐらい。それまでもテレビに出ていたけど、出方も悪かったし、本来の自分を出すのも怖かったし、地元の友達とか親にそんな姿を見られるのも嫌だし、綺麗な売り方だけをしてたのね。
でも、そんなの売れるわけない。だって、誰もそんな求めてないから
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著書には、テレビに出ながらくすぶっていた6年ほどの苦い経験が書かれています。(以下< >は同書から引用)
<(初めてのテレビ出演で)放送を見たら、ヮタクシの発言も放送で全く違う形にされて、「整形依存ヒモ男」みたいなキャラにされちゃって。>
<収録で言われた通りにブチギレたら、放送でとんでもないヒステリックサイコ野郎みたいな取り上げられ方してたの。>
<自分のキャラを出す場所がなくて、テレビに呼ばれてはたらい回し。もう本当にうんざりだったの。>
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◆転機はSNSで「普段のアレン」を出したこと