◆「趣味は旅行」と言ったら突っ込まれたことがあった
何か趣味を持った方がいいのか、始めるとしたら何がいいのか、そもそも趣味探しは婚活に必要なのか、ぐるぐる迷って30歳の誕生日も近づき焦って不安になり、私のところを訪れたそうです。
舞さんのように、趣味がないと悩む人は多いです。ある男性に「趣味は旅行」と言ったら「旅行は頻繁に行くわけじゃないから趣味と呼べないのでは?」と趣味の定義を突かれたそうです。それから、趣味はないと言うようになったとか(そんな人は、断ればいいだけだと思うんですが……)。
◆趣味の話はデートのきっかけを作るためにある
でも詳しく聞けば、舞さんは桜や紫陽花(あじさい)など季節の花が咲けば見に行くようですし、出かけるならばその付近の話題の飲食店を調べてついでに食べているみたいです。そして中学、高校、大学とそれぞれ違う部活やサークルに所属していたとのこと。入部のきっかけは「誘われたから」。
自分から主体的に物事へ興味を持ってこなかったことを、ネガティブにとらえている様子だった舞さん。『何をやるか』より、「先輩が優しそう」「友達がいる」という『誰とやるか』が大事だそうです。
『鬼滅の刃』など当時話題の漫画も読んでいて、幅広く広くいろんなことに触れている女性だと思いました。
「趣味について話すのが不安なら、『趣味ってほど詳しいわけじゃないですが、食べ歩きが好きです』とか前置きして伝えてはどうでしょうか。趣味の話は親近感を持ってもらったり、デートに誘うきっかけを作るための雑談であって、趣味なんてなくてもいいんですよ」
◆相手が質問に答えたら、そこを掘り下げてみよう
冒頭の「面接のような一問一答」について私が突っ込むと、
「デートでは『相手に質問して興味を持つのが大事』ってよく聞くんですけど」と舞さん。
「間違いじゃないですが、相手が回答したのにそこを掘り下げないで次の話題に移ってしまえば、ずっと浅い会話のままで盛り上がらないですよね。